『浅間山安全対策講習会(16.6.13)』
夏山シーズンを前に、
小諸市の観光資源である浅間山について学ぶ講演会が
ステラホールを会場に開かれました。
この講演会は、登山客が増える時期を前に、 浅間山の火山活動の現状について知ることで、 安全対策につなげようと、 小諸警察署が主催して開いたものです。
講習会では、2人の見識者が講壇に立ちました。 東京大学地震研究所の武尾実教授は、 浅間山の活動の歴史から見た マグマの動きなどについて紹介しました。
武尾教授は、浅間山は全国の活火山の中でも トップクラスの観測体制だとして、 過去の地殻変動のデータを示しながら マグマの動きとの相関性について読み取っていました。 一方、気象庁浅間山火山防災連絡事務所の 大塚仁大所長は 主に防災について話を展開。 過去に起こった噴火における、 実際の被害状況について説明しました。
また、「噴火」という一時的な危険性はあるものの、 火山があることで、それ以上に多くの恩恵があると紹介し、 肥沃な土壌や火山性の温泉は、 観光資源としても大きな役割を果たしていると話していました。
多くの死者行方不明者を出した御嶽山の噴火からもうすぐ2年。 浅間山の噴火警戒レベルが引き上げられ、 ごく小規模な噴火をしてからおよそ1年が経ちます。 会場には消防署員や観光関係者の姿もあり、 皆火山について知識を深めているようでした。
この講演会は、登山客が増える時期を前に、 浅間山の火山活動の現状について知ることで、 安全対策につなげようと、 小諸警察署が主催して開いたものです。
講習会では、2人の見識者が講壇に立ちました。 東京大学地震研究所の武尾実教授は、 浅間山の活動の歴史から見た マグマの動きなどについて紹介しました。
武尾教授は、浅間山は全国の活火山の中でも トップクラスの観測体制だとして、 過去の地殻変動のデータを示しながら マグマの動きとの相関性について読み取っていました。 一方、気象庁浅間山火山防災連絡事務所の 大塚仁大所長は 主に防災について話を展開。 過去に起こった噴火における、 実際の被害状況について説明しました。
また、「噴火」という一時的な危険性はあるものの、 火山があることで、それ以上に多くの恩恵があると紹介し、 肥沃な土壌や火山性の温泉は、 観光資源としても大きな役割を果たしていると話していました。
多くの死者行方不明者を出した御嶽山の噴火からもうすぐ2年。 浅間山の噴火警戒レベルが引き上げられ、 ごく小規模な噴火をしてからおよそ1年が経ちます。 会場には消防署員や観光関係者の姿もあり、 皆火山について知識を深めているようでした。