『氷風穴まつり (26.7.19 』

           
        Posted on 2026年 7月 29日      
     
       

市内氷区に残る、自然の冷気を

利用して造られた天然の冷蔵庫「風穴」。


この風穴を多くの人に知ってもらおうと、

「氷風穴まつり」と題したイベントが

7月19日(日)に行われました。

 

市内氷区の「風穴」。

およそ300年前、江戸時代元禄年間に

造られたものです。


真夏でもおよそ2度から5度の室温を保ち、

明治から昭和初期の養蚕業が盛んだった時には

全国から蚕の卵が集められ

保管場所として利用されてきました。


「氷風穴まつり」は、

氷区の有志による「氷風穴の里保存会」が

多くの人にこの風穴を知ってもらおうと

2018年から行っているものです。


3連休中日となったこの日は、

市内外から多くの人が訪れました。


氷風穴まつりでは、

氷区で採れた農産物の販売や、

協力金200円で5品が試食できる

「風穴まつり特別試食」など

さまざまなブースが用意されました。


風穴まつり特別試食の中には、

蚕のエサとして古くから使われてきた

桑の葉の加工品も。

桑の葉天ぷらや桑茶、

そして桑の実である「メド」ジャムなど

風穴まつりならではの品が並びました。


そのほか、風穴で貯蔵している日本酒

「寒竹  風穴貯蔵  純米大吟醸」の

試飲ブースも設置。

訪れた人たちは、じっくりおいしそうに

日本酒を味わっていました。


一角には、風穴貯蔵の蚕種を飼育した

蚕からとった繭を用いての

まゆあそび体験」コーナーも。


蚕の研究を続けて8年目という

神奈川県から来た中学生が

訪れた子どもたちに

蚕の説明をする場面も見られました。


更に、千曲小学校3年生が、

訪れた人たちへのガイドも行いました。


千曲小学校3年生

「やる前の本番でクイズを考えたり

するところは楽しかったし、

本番みなさんにいろいろなことを

知っていただいてうれしかったです。

すごく言葉を言ったからとても疲れました。

だけど楽しかったです。

楽しかった。

(これみんなで絵も描いたり

調べたこと書いてみたの?)

はい。

(いい経験になりましたね。)

はい。」

 

氷風穴には、

かつて10数基の風穴がありましたが、

現在は、実際に酒などを

貯蔵している風穴のほか、

冷気体験ができる1基の、

合わせて2基が使われています。

 

この日の外気と風穴内の寒暖差は30度以上。

風穴見学では初めて風穴の中に入った人も多く、

外との寒暖差に驚いている様子でした。


佐久市から来た家族

「(中どうだったかな入ってみて)

冬みたいだった。

天然でこんなに涼しいというのに

びっくりしました。

本当に気持ちいです。

夏はいいですね。すごいですね。

自然の素晴らしさに本当に驚きです。」


まつりには、氷風穴保存会のメンバーとの

交流が縁で風穴に魅せられ、

わざわざ千葉から手伝いに訪れた人たちも。

地域の人たちと交流しながら、

祭りを盛り上げていました。


千葉県からスタッフとして参加した人

「事務局長の前田さんから。

仲良くなりまして。

まつりがあるよということで、

千葉から応援に。

(初めて風穴に入ったときの感動というのは?)

こんなに違うのかと感じまして、

天然の冷蔵庫とみなさんが

言われている通りでした。

みなさんすごくあったかい方たちで

よそ者の私たちも歓迎していただき

やらせていただいているので

ありがとうございます。」


たくさんのつながりが生まれている氷風穴。

ことしは「氷風穴の里保存会」

結成から10周年の年となり

これまでの歩みを

展示するコーナーも設けられました。

 

「氷風穴の里保存会」では、

地域の財産である風穴を今後も大切に守り、

伝えていきたいとしています。

 

氷風穴の里保存会 前田富孝会長

「たくさんのみなさんみえて、

体感していただけるのは

とてもありがたいことですね。

みなさんがこの風穴を

感じていただければうれしいです。

保存会始めて会員13名。

そこから始めて少しずつ、

区のみなさんや小諸市の色々な

企業のみなさんや個人のみなさんの

お力添えをいただいて、

ここまでやってこられました。

その後は県外の方も

たくさん入っていただいたり、

大学の先生方のご協力もいただきながら、

この風穴を知っていただく

努力をしてまいりました。

若い人にたくさん

協力していただけるような

体制をとっていければいいなと

思っています。」

     
   
 
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