『氷区の風穴の勉強会(16.11.20)』
氷区にある天然の冷蔵庫「風穴」を保存し、
活用していこうという動きがあるのをご存知でしょうか?
地元氷区民と、市民有志らが中心になって
活動を始めていいて、
来年9月には小諸市を会場に、
「全国風穴サミット」の開催も予定されています。
こうした動きの中、20日(日)には、
風穴研究家の第一人者を招いて、風穴の見学会と
勉強会が行われました。
この日は、地元氷区の区民を始め、 風穴の活用や保存を考える市民有志など、 およそ30人が参加し、 氷区内にある風穴の見学を行いました。 北向きの斜面に面し、地中の温度が一年を通して低い氷区。 天然の冷蔵庫とも言われている風穴は、 その自然環境を活かし、 5.6メートルほどの深さの縦穴を掘削して造られたもので、 始まりは江戸時代中期頃と言われています。 以前はおよそ10の風穴が集中していましたが、 現在は、明治7年3月に創設されたと見られる、 ただ一つの風穴だけが使用されていて、 その他の風穴は、 かつて使用された面影を残すのみとなっています。 この日、講師として招かれたのは、 日本の風穴研究の第一人者で、 駒澤大学地理学科で自然地理学専門の 講師を務める清水長正さんです。
清水さんは、現在活用されている風穴の入口付近の 温度と湿度を測ると、 さっそく中に入り、参加者らと共に、 風穴内の様子を見て回りました。 風穴の中には食料品や 日本酒などを保存している場所の奥に、 かつて氷を保存する「氷室」として 使用していた場所もあります。
石垣が積み上げられたここは、 この風穴の中で最も温度が下がる場所です。 清水さんはこの場所に温度計を設置。 来年の全国風穴サミットに向けて、 小諸の風穴の特性などを調べていくことになりました。 この他、かつて氷を貯蔵していた場所や、 一帯に点在する風穴を皆で見学。 清水さんは、参加者らを前に、 「氷区はへこんでいる地形だからこそ風穴ができた。」などと、 地形と風穴の関係性などについても説明していました。
この日は、地元氷区の区民を始め、 風穴の活用や保存を考える市民有志など、 およそ30人が参加し、 氷区内にある風穴の見学を行いました。 北向きの斜面に面し、地中の温度が一年を通して低い氷区。 天然の冷蔵庫とも言われている風穴は、 その自然環境を活かし、 5.6メートルほどの深さの縦穴を掘削して造られたもので、 始まりは江戸時代中期頃と言われています。 以前はおよそ10の風穴が集中していましたが、 現在は、明治7年3月に創設されたと見られる、 ただ一つの風穴だけが使用されていて、 その他の風穴は、 かつて使用された面影を残すのみとなっています。 この日、講師として招かれたのは、 日本の風穴研究の第一人者で、 駒澤大学地理学科で自然地理学専門の 講師を務める清水長正さんです。
清水さんは、現在活用されている風穴の入口付近の 温度と湿度を測ると、 さっそく中に入り、参加者らと共に、 風穴内の様子を見て回りました。 風穴の中には食料品や 日本酒などを保存している場所の奥に、 かつて氷を保存する「氷室」として 使用していた場所もあります。
石垣が積み上げられたここは、 この風穴の中で最も温度が下がる場所です。 清水さんはこの場所に温度計を設置。 来年の全国風穴サミットに向けて、 小諸の風穴の特性などを調べていくことになりました。 この他、かつて氷を貯蔵していた場所や、 一帯に点在する風穴を皆で見学。 清水さんは、参加者らを前に、 「氷区はへこんでいる地形だからこそ風穴ができた。」などと、 地形と風穴の関係性などについても説明していました。