『東雲区 十日夜の藁鉄砲 (15.11.7)』
7日(土)、東雲区で、
「十日夜の藁鉄砲」が行われました。
「十日夜の藁鉄砲」は、五穀豊穣に感謝して
古くから旧暦の10月10日にあたる
11月10日に行われていた、
佐久地方に伝わる収穫祭です。
東雲区では、
地域の伝統を引き継ぎながら世代間交流にも繋げようと、
毎年11月10日に一番近い土曜日に、
公民館主催で「十日夜の藁鉄砲」を行っています。
この日東雲区コミュニティセンターの前には
区内の子ども およそ20人が集まり、
区の高齢者クラブのメンバー5人に教わりながら、
藁鉄砲を作りました。
使われる藁は、区民有志から寄付されたもので、
音が出やすいようにと、
ミョウガの茎を入れて固く束ねていきます。
参加した子どもたちは、
周りの大人の手を借りながら藁鉄砲を作ると、
早速地面に叩きつけて
その感触を確かめていました。
藁鉄砲を地面に打ちつけることには、
ネズミやモグラといった害虫を駆除する意味が
こめられています。
子どもたちは、
元気よく伝統の掛け声をかけながら区内を練り歩き、
地域に伝わる行事を
楽しみながら受け継いでいるようでした。