『東山区介護予防教室(13・4・2)』
2日(火)、東山区では、区の公民館を会場に介護予防教室が行われました。
東山区では、区民が健康で活き活きと過ごせるようにと、毎月、区の主催で
この介護予防教室を開いています。
今年度初めての教室には区民およそ20人が集まり、小諸警察署・生活安全係の山岸英司係長を講師に
「悪徳商法とオレオレ詐欺」についての講話を聞きました。
まず山岸さんは、昨年度県内で発生した詐欺被害額が3億円を超えたことを説明。
その上で、詐欺に繋がる悪質な電話がかかってくる件数が、長野県内では東信地区に多いことを
話しました。
また、様々な手口で相手を騙す「特殊詐欺」の被害が増えていることから、
講話の中では、実際に発生した詐欺を事例に劇が行われました。
また、この日の午前中には市内在住の高齢女性が、息子を語る「オレオレ詐欺」の被害に
遭ったことが報告されました。
山岸さんは、この事件について、「10時半頃に犯人から電話があったこと」や、
「12時までに振込みを完了させてほしいという内容の電話だったこと」を話すと、
犯人は相手に考える余裕を与えないために時間を指定していると説明していました。
最後に山岸さんは、「どこに落とし穴があるか分からない。少しでも変だと思ったら、1人で悩まないで、
警察に連絡や相談をしてください」と参加者らに呼びかけていました。
参加者らは、山岸さんの話しに熱心に耳を傾け、
詐欺に遭わないために必要なことをそれぞれに考えている様子でした。
詐欺の手口が巧妙化している中、最近は警察官の名前を語る詐欺も増えているということで、
小諸警察署では、警察官だからと迂闊に信用をしないで、まずは警察署へ連絡をしてほしいとしています。