『新・手漉き和紙絵巻「鳥獣戯画~ 手漉き和紙ができるまで~」展(25.5.17)』
去年、日本の手漉き和紙技術が ユネスコ無形文化遺産に登録されて 10周年を迎えました。 それを記念し、 市内で「こもろ浪漫」などの イベントを企画している 企画屋かざあなが 鳥獣戯画を模した手漉き和紙絵巻 「鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~」を制作。 この絵巻が、 17日(土)・18日(日)の2日間、 海應院に展示されました。 鳥獣戯画第一巻の長さに合わせた 全長11.5mの手漉き和紙。 これに、鳥獣戯画のキャラクターたちが 手漉き和紙を作る 一連の流れが描かれています。
注目ポイントは、 段階に分かれて3種類の和紙が 使用されている点です。 ユネスコ無形文化遺産に登録された、 島根の石州半紙と、岐阜の本美濃紙、埼玉の細川紙が つなぎ合わせられ、 凝視することで和紙の 微細な違いを楽しむことができます。
絵巻の現物に加えて、 現代の印刷技術で作られた複製品も公開されました。 特殊な印刷技術によって、 和紙特有の繊維がわかりやすい端の部分まで 本物そっくりに再現されています。
また、手漉き和紙の材料や道具、 全国の和紙も展示。 製造工程の映像もあわせて上映され、 手漉き和紙技術のクオリティーの高さを 存分に味わえる展示となっています。
その他、職人から学ぶ手漉き和紙体験や、 自分が描いた絵を巻物の中に投影させる ユニークな体験コーナーまで。
訪れた人たちは、展示や体験を通して なかなか触れる機会が少ない和紙の世界を 堪能している様子でした。
来場者 「インスタグラムで、鳥獣戯画で探していたら、 ここのイベントに行きあいました。 実際見てみると、 本物の鳥獣戯画にもあるような図柄で、 和紙を作る工程が表されていて、 すごく素敵だなと思いました。 やっぱり伝統が 長く続いているだけのことはあるんだな とすごく感心しました。 和紙のポップカードなどで きょう見た感動を 家族に伝えられたらなと思います。」
1300年の歴史を刻む鳥獣戯画になぞらえて、 手漉き和紙の技術が 末永く続いていくことを願って作られた 今回の新しい鳥獣戯画絵巻。 この絵巻は、展示会終了後、 国宝・鳥獣人物戯画が保管されている 京都の高山寺に奉納されるということです。
川口さん 「いろんな方の協力の下、 住職さんであったり、 小諸の古文書を紐解くと 内山紙に辿り着くのですが その職人さんも来ていただいたりということで、 みんなで力を合わせて この手漉き和紙の良さが伝えられる場が できたかなと思っています。 小諸の古文書は すごく綺麗に保存されていまして、 そのひとつの要因として 手漉き和紙だということもあると思います。 それを作っている内山紙の職人さんが来て、 そしてここの手漉き和紙ができるまで というのを全部体で、 そして頭も知識として入れながら、 鳥獣戯画を見て 全て体感できるようになっていますので、 ぜひ皆さんに手漉き和紙の良さを 知っていただけたらなと思っています。」