『手城塚稲荷春の例大祭(17.4.16)』

           
        Posted on 2017年 4月 24日      
     
        新町にある手城塚稲荷が、 この春新町区民の手で改築されました。 16日(日)には、改築後初めてとなる 春の例大祭が行われました。 手城塚稲荷春の例大祭は、 五穀豊穣や区の安寧などを願って、 毎年4月の中旬に行われています。 この日は、神社の氏子や新町区の役員など およそ40人が集まりました。 手城塚稲荷は、1744年頃 江戸時代の延享年間につくられた歴史ある神社です。 社の中には、新町区出身の俳人・臼田亞浪が少年時代に書いた 寄付者名簿が掲げられています。 今回の改築は老朽化が激しくなってきた社を、 持続的に保全・管理をしていくために行われたものです。 区の役員などでつくる 新町区・歴史的遺産を守る会の呼びかけにより  区民有志による手城塚稲荷神社建設委員会が発足。 区民へ寄付を呼びかけて集まった 建設費およそ130万円を使い 2月下旬から神社の改築工事に取り組みました。 作業は全て区民の手によるもの。 建設委員が中心となって、毎回20人程が作業にあたり、 予定より2週間早い3月上旬に新しい社が完成しました。 その後、鳥居も新調。 社の内装も整え、 例大祭の前日4月15日に竣工式を迎えています。
お披露目もかねたこの日の例大祭に訪れた人たちの中には、 嫁ぎ先の父親が手城塚稲荷の先々代の神主で 昭和30年頃まで社の目の前に住んでいたという 区民の姿も見られました。
新町区では、新たな姿となったこの手城塚稲荷を 今後も区民一丸となって 大切に守り続けていきたいとしています。     
   
 
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