『御牧原音頭復活に向けての取り組み(15.7.16)』
皆さんは、戦後から1960年代初めまで、
御牧ヶ原台地一帯で親しまれていた
「御牧原音頭」をご存知でしょうか?
この「御牧原音頭」が、今年復活します。
「御牧原音頭」の復活に取り組んでいるのは、
市内御牧ヶ原で喫茶店を営む
依田雄さん・恵さん夫妻や、
シンガー・ソングライターのオギタカこと
荻原崇弘さんら、市民有志です。
かねてから日本の祭りの文化に興味があったという依田さん。
区内在住の久保井正明さんから
CDを借りたことがきっかけで、
かつて地域で親しまれていた「御牧原音頭」のことを
知ったといいます。
この音頭は、1949年に当時の青年団活動の一環で公募され、
応募があった15作品の中から選ばれたものです。
作曲者は不明ですが、
御牧ヶ原に住んでいた、故小山義夫さんが
作詞を手がけています。
1963年頃までは、青年団主催の盆踊りで
若者たちが踊りを楽しんだと言われています。
依田さん夫妻が営む喫茶店でこの音源を聞いた
オギタカさんも、この曲に注目。
ひねりがある歌詞と曲に興味を持ち、
原曲のままのテンポに、現代風のアレンジを加え、
6月下旬にCDを完成させました。
さらに、かつての振り付けがわからなかったことから、
みすず幼稚園の名誉園長を務める
大森けい子さんが、新たに振り付けを考えました。
現在は、市内外で踊りの練習を行なうなど、
「御牧原」音頭復活に向けて
活動しています。
地元の音頭を地域の人たちに知ってもらいたい。
また、かつての盆踊りを経験している70代・80代の方たちに
喜んでもらいたい。
そんな思いで、依田さんたち有志は
8月15日に依田さんが経営する喫茶店
「茶房読書の森」の敷地内で、盆踊りを企画。
地元だけでなく、
海外からの観光客にも広くアピールしていこうと、
イベントの名前を「里から始まる
インターナショナル盆踊りフェスタ」と名づけました。
この祭りでは、
「御牧原(みまきはら)音頭」を復活させるとともに、
新たに作ったオリジナルの「どうらく音頭」なども踊ります。
依田さんたち有志は、盆踊りの文化を
あらためて地域の財産としていきたいとしています。
お伝えしたように、依田さんたち有志によるイベント、
「里から始まるインターナショナル盆踊りフェスタ」が
来月開かれます。
日時は8月15日(土)。
会場は、市内御牧ヶ原にある「茶房 読書の森」です。
イベントでは、午後2時から、会費500円で、
オリジナルのうちわを作るワークショップが開かれます。
また、午後3時からは
「御牧原音頭」の復元を手がけた
オギタカさんなどが出演する、
コンサートが開かれます。
コンサートの会費は1500円で、
小学生以下は無料となっています。
盆踊りは午後6時半からで、参加は無料。
「御牧原音頭」の他、「炭鉱節」などなじみの曲、
それに、依田さんたち有志によって新たに作られた
「どうらく音頭」を
皆で踊って楽しみませんか。
興味のある方は、茶房読書の森、電話25-6393まで、
お問い合わせください。