『御影道祖神祭り(14・1・7)』
7日(火)、御影区では、県の無形民俗文化財にも指定されている、
伝統の「御影道祖神祭り」が行われ、多くの人が訪れました。
御影道祖神祭りは、無病息災や五穀豊穣、子孫繁栄などを願い、毎年1月7日に行われているもので、
江戸時代から300年以上にわたって続けられてきた伝統の祭典です。
祭りの見どころは、上宿と下宿それぞれの子どもたちが乗った、
2台の山車のぶつけ合いです。
午後6時、ぶつけ合いに向けて2台の山車が、上宿と下宿それぞれの道祖神前から出発すると、
子どもたちは、山車の上からみかんや日用品などの護符をまいていきました。
集まった人たちは、ご利益にあやかろうと一斉に山車に向けて手を伸ばしていました。
2台の山車が御影区のコミュニティーセンター前に到着すると、
「御影天領太鼓」のメンバーらによる力強い太鼓の演奏が、
祭りの雰囲気を盛り上げます。
太鼓の演奏が終わるといよいよ山車のぶつけ合いが始まります。
総重量1トンを超える2台の山車が何度もぶつかり合う姿は、
見る人を圧倒し、毎年多くの人を魅了し続けてきました。
今年も、大きな音を立てて山車がぶつかる度に、
観客からは大きな歓声が上がっていました。
山車に乗った子どもたちは、始めは緊張した様子でしたが、
何度かぶつかり合ううちに慣れたのか、笑顔を浮かべる姿も見られ、
祭りを満喫しているようでした。