『御影道祖神祭に向けて 獅子舞・太鼓の練習(12・12・9)』
さて来月7日には、県の無形民俗文化財に指定されている御影道祖神祭が行われます。
これに向け、区内では祭りに参加する小学生やその保護者、
それに地域の人たちが準備を進めています。
今月9日(日)には、御影コミュニティセンターで児童らが太鼓や獅子舞の練習を行いました。
この日は区内に住む小学生およそ50人が集まり、まずはじめに、
区民有志でつくる「御影天領太鼓」のメンバーを講師に、太鼓の練習を行いました。
御影道祖神祭りでは、毎年太鼓の叩き手が山車に乗り込み、伝統の音頭で祭りを盛り上げます。
本番で太鼓を叩くのは、主にベテランの大人ですが子どもたちに太鼓に親しみを持ってもらうことで、
将来の叩き手の育成につなげようと毎年祭りの前には児童らを対象にした講習会が行われています。
今年は11月から、本番となる1月7日までの間に計10回の講習会が予定され、
児童らは、一生懸命練習に励んでいます。
3回目となったこの日の練習では、リズムを早めることなどに挑戦し、
皆、上達を目指していきいきと取り組んでいました。
続いて上宿側と下宿側の2つのグループに分かれて獅子舞の練習が行われました。
御影区の獅子舞は、1年間の無病息災を願って毎年1月2日に行われているもので、
ご祝儀の一部が協賛金として道祖神祭りの運営費に充てられています。
集まった児童らは獅子舞に合わせて歌う上宿、下宿それぞれの歌を、
元気いっぱいに練習していました。
獅子を動かしていく児童らの中には時折足元がおぼつかない姿なども見られましたが、
仲間と協力し合いながら楽しそうに練習に取り組み、本番へのモチベーションを高めている様子でした。
一方、地域の人や保護者らによる準備も着々と進められています。
本番のおよそ3週間前となった15日(土)には、
御影コミュニティセンターで当日山車に飾る灯篭の準備が行われました。
この日は、保護者の代表で祭りを取り仕切る上宿・下宿それぞれの総代と
地域の人たちでつくる「道祖神世話人会」の会員らおよそ15人が集まり、
灯篭飾りのデザインなどについて話し合いました。
今後は本番に向けて、灯篭の飾りつけや山車の調整など、
様々な準備を地域の人と保護者らが協力して行っていく予定です。