『彌美登里神社 秋の例大祭(23.10.8)』

           
        Posted on 2023年 10月 18日      
     
        耳取区にある彌美登里神社では、 秋の例大祭が7日(土)と8日(日)に行われました。 本祭の8日(日)には、 古式砲術と浦安の舞が奉納されました。
今からおよそ1000年前に建てられたという 歴史ある彌美登里神社。 長年地域のよりどころとして親しまれてきました。
江戸時代から300年以上続く例大祭は、 五穀豊穣や区民の無病息災を願い、 春と秋に欠かさずに行われている伝統行事です。
この日は、4年ぶりに古式砲術の奉納が行われました。
耳取区は、江戸時代、 小諸藩の保護を受けた丸山氏と吉沢氏という 鉄砲鍛冶職人の集団が火縄銃を製造していました。
かつて彌美登里神社の境内には 角場と呼ばれる射撃場があり 盛大に砲術会が行われていました。
明治6年に火縄銃の製造が禁止されたことで 砲術も廃れていきましたが、 地域振興のため平成28年から 秋祭りで奉納されています。
今回古式砲術を奉納したのは、 松本藩森重流砲術保存会の2人です。
重さが25キロある大筒などを使って、 正座した姿勢で礼をして撃つ「礼射」など 様々な砲術が披露されました。
続いて、神事が執り行われ、 区内の女子児童による浦安の舞が奉納されました。
ことしは小学6年生2人、5年生1人、 4年生1人あわせて4人が舞姫を務めました。
この日のために、独特の作法も練習してきた子どもたち。 五穀豊穣の祈りが込められた鈴を鳴らし 優美な舞を披露していました。
集まった人たちは 子どもたちの雅やかな舞に魅了された様子で、 静かに見入っていました。
舞姫 「きょう迎えるまでは、 失敗しちゃうんじゃないか ドキドキしていました。 練習の時はみんな動きがバラバラだったりとか、 全然合わなかったんですけど、 本番になったらみんなの心が 一つになって全部そろってて 良かったと思います。」   「ちょっと心配で不安で みんなと合わせられるかどうか心配でした。 緊張はしたけれど、 みんなで楽しく踊ることができて良かったです。」   「心配で袴も履いているので 袴を踏んじゃわないか心配していました。 彌美登里神社の伝統的な舞なので 区の代表として踊れてとても嬉しかったです。」   「練習の時に失敗しちゃった所もあるけど、 本番で上手くいったので良かったです。 練習日は4日で頑張って覚えました。」     
   
 
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