『彌美登里神社 秋の例大祭 (25.10.5)』

           
        Posted on 2025年 10月 17日      
     
       

耳取区にある彌美登里神社では、

秋の例大祭が4日(土)と5日(日)に行われました。

本祭の5日(日)には、

古式砲術と浦安の舞が奉納されました。

 

今からおよそ1000年前に建てられたという

歴史ある彌美登里神社。

長年地域のよりどころとして親しまれてきました。 


江戸時代から300年以上続く例大祭は、

五穀豊穣や区民の無病息災を願い、

春と秋に欠かさずに行われている伝統行事です。


この日は、古式砲術の奉納が行われました。


耳取区は、江戸時代、

小諸藩の保護を受けた丸山氏と吉沢氏という

鉄砲鍛冶職人の集団が火縄銃を製造していました。


かつて彌美登里神社の境内には

角場と呼ばれる射撃場があり

盛大に砲術会が行われていました。


明治6年に火縄銃の製造が禁止されたことで

砲術も廃れていきましたが、

地域振興のため平成28年から

秋祭りで奉納されています。


今回古式砲術を奉納したのは、

松本藩森重流砲術保存会の2人です。


重さが25キロある大筒などを使って、

正座した姿勢で礼をして撃つ「礼射」など

様々な砲術が披露されました。


続いて、神事が執り行われ、

区内の女子児童による浦安の舞が奉納されました。


ことしは小学6年生2人、4年生2人の

あわせて4人が舞姫を務めました。

 

この日のために、独特の作法も練習してきた子どもたち。

五穀豊穣の祈りが込められた鈴を鳴らし

優美な舞を披露していました。


集まった人たちは

子どもたちの雅やかな舞に魅了された様子で、

静かに見入っていました。

 

舞姫全員

「自分的にはとても成長できたかなと思います。

とても楽しくて印象に残った例大祭でした。」


「きょうはきのうに比べて

間違えていたところも直せてよく踊れたかなと思います。

今までで一番いい踊りになったのでよかったなと思います。」


「練習するときに母が千早引っかかってしまっているから

もう少し前の方で舞踊りなと言われたので意識してできました。

きょうで舞姫をやるのが初めてだったので

ちゃんと失敗せずにうまくできてよかったです。」


「去年よりも上手に舞えたかなと思います。

(来年するとしたらどんなこと頑張りたい?)

いろいろな人に綺麗な舞を見てもらえるように意識したいです。」



佐藤守弘さん

「本祭りはみなさんのおかげで

成功の理に収められたと思っています。

毎年春と秋ありますので

ぜひ見に来ていただけたらと思っています。

例大祭は昔からあるもので

浦安の舞は大切なもので

子どもさん少なくなっているんで、

耳取区だけではちょっとと思いますけど、

ずっと継承していかないといけないかなと思います。」

     
   
 
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