『平原区 十日夜の藁鉄砲(14.11.9)』
9日(日)、平原公民館では、
区内の子どもたちを対象にした
十日夜の藁鉄砲作りが行われました。
講師を務めたのは、
公民館の役員を務める小林邦夫さんです。
区民が持ち寄った藁を使い、
藁鉄砲作りの意味や作り方などを丁寧に教えていきました。
小林さんの指導のもと、一人一つずつ藁鉄砲を作った
10人の子どもたち。
最初は慣れない作業に悪戦苦闘した子どももいましたが、
区の役員や保護者の手を借りながら
真剣な面持ちで藁に縄を巻いていきました。
平原区では、子どもたちに古くからの伝統を継承し、
収穫のありがたみを理解してもらおうと、
昭和62年からこの藁鉄砲作りを行っています。
参加した子どもたちは、皆思い思いの形に藁鉄砲を整え、
出来上がると早速床を叩く子どもの姿も見られました。
主催した平原区の公民館では、
佐久地方に古くから伝わるこの伝統行事を
今後も大切に続けていきたいとしています。
9日はあいにくの雨だったため、
平原区では区内の練り歩きは中止となってしまいました。
ただ、藁鉄砲作りが行われたことで
子どもたちにとっては伝統行事を理解する
良い機会になったのではないでしょうか。