『市立小諸図書館運営 一部業務委託 契約調印式(19.1.31)』
先月、来館者数70万人を達成するなど、 運営内容や図書館サービスについて 利用者から高い評価を受けている小諸図書館。 一方で、職員は15人中13人が臨時職員。 1年更新の契約で出産や育児休暇の取得ができず、 低賃金という待遇で、 継続的な就業が難しいのが現状です。 そのため、計画的な人材の育成や確保が難しく 継続的なサービス維持が大きな課題となっています。 そんな現状を受けて、 今年度、小諸図書館では、 市内の図書館利用者や学校司書などでつくる 小諸図書館協議会に、 今後のよりよい運営について諮問。 去年6月には、 「運営業務に携わる一部業務委託が望ましい」と 答申を受けています。 これを受け、小諸市では 去年12月に、 委託先について公開型プロポーザル審査を実施。 応募のあった3事業者から 市内のNPO法人「本途人舎(ほんとひとしゃ)」を 最優秀提案者として選定しました。 委託期間はことし4月1日から3年間で 契約金額は1億50万円。 市の総合的な運営を前提に、 施設や設備の管理は小諸市が担い、 貸出業務や資料管理など 運営業務に携わる一部業務を 「本途人舎(ほんとひとしゃ)」が担います。 この日は、調印式終了後、 市民など利用者を対象とした懇談会が行われ、 「本途人舎(ほんとひとしゃ)」による 今後の図書館運営についての説明や 参加者との意見交換が行われました。
大林代表理事 「まずこの業務委託を一つのチャンスだととらえています。 それは、この皆さんに評価を頂いている図書館の 目に見える部分の運営の維持をしていくということだけでなく、 私たち職員、裏の部分の待遇ですとか、 新しい働き方というところで、 可能性を見出せることができるのだったら 私たちは苦労のしがいがあるんじゃないか という風に考えてとらえています。」 懇談会の参加者からは、 民間委託によって職員の待遇の改善が図られるのか 不安視する声が上がる一方で 委託先が現在の図書館の臨時職員による NPOであることを歓迎する意見や 支援していきたいといった声も寄せられていました。 「本途人舎(ほんとひとしゃ)」では、 今後利用者から希望の多い郷土資料の編纂や 戦時下の教科書の展示、 工作教室といったイベントの開催など 新たな取り組みも進めていきたいとしています。
大林代表理事 「これで図書館の運営を任されるという 責任感と誇りがのしかかってきたなという感じがしています。 私たち職員のモチベーションが、 大きく変わってくるんじゃないかなとは思っています。 より多くの方に使って頂ける 図書館の可能性を広げて頂けるような 運営ができたらと思っております。」
小泉市長 「僕が直接選定に関わっていたわけではないんですが、 本の持つ力、また、そのサービスの向上、維持ですね、 やはり情熱がある本途人舎(ほんとひとしゃ)さんだったので、 そこが選定ポイントになったかと思います。 これまでのサービスが、更にパワーアップして、 より多くの皆さんに親しまれる図書館運営を やって頂けると大変ありがたいかなと思っています。」