『市内で大雪・警戒対策本部設置(14・2・15)』

           
        Posted on 2014年 2月 17日      
     
       

15日は、近年まれに見る大雪となり、

県内はもちろん、市内でも交通などに多くの影響を及ぼしました。

14日の未明から降り続いた雪は、

衰えることなく、小諸市内は一夜にして白銀の世界となりました。

生活道路を確保しようと、

トラクターで圧雪を試みる人や、雪かきをする人の姿も見られましたが、

降り続く雪にあっという間に道がふさがってしまう状態でした。

大雪の為立ち往生する車も相次ぎ、市内のあちらこちらで乗り捨てられた車が見られました。

15日の午前8時半現在で、民家の前にはおよそ80センチほどの雪の壁が立ちはだかり、

家から出られないような状況も多く見られました。

市と消防によりますと、15日の午後1時半現在で、

雪の重みで車庫の屋根が落ちたことによる、怪我人が1人報告されている他、

芝生田のカインズホーム周辺で、トラックが雪によってスリップし、

追突するという事故が発生しています。

また、千曲ビューラインの御牧ヶ原台地に上る道の周辺や

富士見平から押し出し公民館に向かう道の周辺では

小規模な雪崩が発生しているとの報告も入っています。

四ツ谷区では車庫の倒壊、和田区では、民家の半分と車庫が倒壊し、

窓ガラスが割れたという家も報告されています。

この他にも4件、住宅の倒壊が発生しているほか、

西八満では観光バスが立ち往生し、一晩待機していたとの連絡も入っています。

市内でも記録的な大雪となった15日。

午後1時半現在での市内の積雪量は、108cmとなりました。

交通の面では、15日は長野新幹線が上下線とも終日運休、

JR小海線としなの鉄道も上下線とも運休となっていました。

また、国道18号線をはじめ、小諸市内の幹線道路では、

雪のために立ち往生する車が相次ぎ、一時は6時間も車が動かないという渋滞が発生していました。

これを受けて、小諸市では、15日午後に警戒対策本部を設置。

今後、市では、幹線道路以外の道路についても除雪を行っていく計画です。

また、通学路については、各区の区長が、区の役員やPTA、

消防団などに呼びかけて行っていく予定です。

その他、建設課では、15日の夕方から市内全域のパトロールを始めており、

除雪などに関する情報は、随時防災無線で伝えていくということです。

お伝えしましたように、記録的な大雪となった今回は、多くの市民の生活にも支障を与えました。

一夜明けて16日(日)も、鉄道は昨日からの大雪の関係で、

小海線、しなの鉄道共に運転見合わせとなっています。

また道路は、一部で除雪作業による渋滞が起きている他、

午後 時現在千曲ビューラインが一部通行止め、グリーンロードは全面通行止めになっています。

その他の幹線道路でも、除雪が進まず、まだまだ運行が厳しい状態が続いています。

この雪の影響で、今日は図書館や懐古園、停車場ガーデン、あぐりの湯が臨時休業となりました。

市内の小中学校は17日と18日は全校休校となり、保育園は当面自由保育となる予定です。

なお、子どもセンター「こもロッジ」は午前9時半から利用できるということです。

一方、小諸高校と小諸商業高校は2校共、17日は臨時休校となります。

小諸高校では17日午後1時から通学路の雪かき作業を教職員や生徒、

保護者らで行うことになっており、地域の人の協力も呼びかけています。

また、ゴミの収集もしばらく休止となる他、

こもろすみれ号をはじめ、バス路線もしばらく運休となる予定だということです。

     
   
 
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