『小諸高校音楽科春季公開レッスン(24.5.8)』

           
        Posted on 2024年 5月 21日      
     
        小諸高校音楽科の生徒が、世界的ピアニストに 直接指導を受ける「公開レッスン」が、 小諸高校音楽棟ホールで、 8日(水)に行われました。
小諸高校の音楽科では、 一流の音楽家から直接指導を受け、 音楽の基本を学ぶと共に、 専門性を磨いてもらおうと、 毎年春と秋に、 プロの音楽家を招き 生徒たちへの 実技指導を行っています。
生徒以外でも聞くことができる 「公開レッスン」のため、 会場の音楽棟ホールには、 学校関係者や保護者らが集まりました。
レッスンに先立ち、 今回の講師である ピアニスト 中井恒仁さんの ミニコンサートが開かれました。
中井さんは、東京芸術大学卒業後、 大学院に進み修了後は、 ミュンヘン国立音楽大学大学院へ。 更に、 ザルツブルク・モーツァルテウム国立音楽大学にて、 腕を磨いてきました。 その後、国内外の数多くの コンクールで入賞を果たすなど、 輝かしい受賞歴をもちます。
現在は、 桐朋学園大学ピアノ部会主任教授、 名古屋音楽大学客員教授など 要職に就くかたわら、 国内外での講座やコンクールの審査、 アドバイスレッスンなど、 教育面においても力を注いでいます。
今回は、2年生2人と3年生2人が 中井さんから個人指導を受けました。
中井さんは、演奏を聞くと、 曲が表現する世界や 音部記号が持つ意味などを問いかけ、 生徒の意見を大切にしながら指導しました。 また、中井さんは、 腕や手の使い方、感情の込め方、 練習方法などもアドバイスし、 聴講している生徒にも 役立つ内容となっていました。
中井さんから手ほどきを受けた生徒は、 すぐにアドバイスを吸収し、 表現に磨きをかけていました。
生徒 「自分の中でも、 もともと曲のイメージは 持っていたんですけど、 やっぱり左手の動きとかを心の中と、 外に出す言葉と 気持ちの中の動きみたいなのを、 そういう差で考えたことが無かったので、 自分の中で違いを もうちょっと明確に出せるように していきたいなって思いました。 自分の技術的な所でも曲の表現力的にも、 まだまだ足りないところが すごくあったと思うし、 今日教えていただいたことが まだまだ応用出来るところが たくさんあると思うので、 少しずつ自分のものにしていって、 さらにいい音楽を作れたらなって思っています。」
生徒 「普段教わっている先生とは 違った視点での指摘や、 みんながいるっていう中での緊張感が すごく新鮮で、 自分にとっても 新たな一歩のような感じになる機会だったかなと思います。 最後に先生が言ってらしたように、 色んなことを経験して、 色んなものを読んだり見たりして 音楽に活かしていくっていう姿も すごく新発見というか、 自分の中で無かった考えだったので、 これから色んなことを体験して、 自分の音楽に活かせるように したいなって思いました。」     
   
 
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