『小諸高校レスリング部白鳥慶樹さん インターハイ優勝(15.8.24/8.27)』
小諸高校レスリング部の白鳥慶樹さんが、
インターハイに出場し、見事優勝に輝きました。
優勝の報告を受け、
小諸高校では24日、優勝報告会が開かれました。
小諸高校3年生で、
レスリング部のキャプテンを務める白鳥慶樹さんは、
今月4日と5日に京都府で行われた
全国高校総体「インターハイ」に
レスリング96キログラム級で出場。
全国47都道府県から集まった強豪たちを下し、
見事優勝に輝きました。
白鳥さんは、小諸東中学校出身で、
中学時代は柔道部に所属していました。
本格的にレスリングを始めたのは高校に進学してからで、
2年半ほどの経験で
全国の高校生の頂点に立ったことになります。
インターハイの決勝では、去年
全国中学校選抜選手権の73キログラム級を制し、
階級を上げて来た埼玉県代表の1年生の選手と対戦。
タックルで攻め込んで来る相手と
強靭な上半身を武器に戦う白鳥さんとの
一進一退の攻防が続きましたが、
終了間際 相手の隙をついた白鳥さんの攻撃が決め手となり、
悲願の優勝を手にしました。
去年の12月には椎間板ヘルニアの手術を受け、
その後しばらく練習にも参加できなかったという白鳥さん。
術後3ヶ月で臨んだ全国高校選抜レスリング大会では
準優勝となり、
惜しくも優勝を逃しています。
そうした経験を乗り越えた上で手にした今回の優勝は、
かけがえのないものになりました。
真面目にコツコツと練習するタイプだという
白鳥さんの持ち味は上半身の強さで、ひとつひとつの構えなど、
基本を大切に日々積み重ねてきた結果が
今回実を結んだと言えそうです。
優勝報告会で全校生徒を前に挨拶に立った
小諸高校の大田一昭校長は、
白鳥さんの健闘を讃えた上で、激励の言葉を贈っていました。
小諸高校レスリング部にはこれまでも
全国を舞台に活躍する選手たちが数多く在籍していましたが、
インターハイ優勝という快挙は、
小諸高校レスリング部始まって以来のことです。
集まった生徒たちは、
小諸高校の名を全国に轟かせた白鳥さんの活躍に
大きな拍手を送っていました。
一方27日(木)、白鳥さんは
大田校長と森角教諭とともに市役所を訪れ、
栁田市長にインターハイ優勝の報告を行いました。
出迎えた市長は、
「インターハイ優勝おめでとうございます」と述べた上で
白鳥さんの功績を称えていました。
自身にとって最後のインターハイで
見事優勝を果たした白鳥さん。
そんな白鳥さんの将来の夢は―。
年々着実に力をつけてきているという白鳥さん。
今後はレスリングの強豪日本体育大学に進み、
2020年の東京オリンピックを目指したいといいます。
小諸出身のレスリング選手がオリンピックの舞台で活躍する日も
そう遠くはないかもしれません。