『小諸高原美術館・白鳥映雪館20周年記念企画展(18.6.9)』

           
        Posted on 2018年 6月 13日      
     
        ことし10月で開館20周年を迎える 小諸高原美術館・白鳥映雪館。 今年度は様々な記念展覧会が企画されています。 4月から行われた第1弾「一水会展」に続き、 第2弾として、 「市瀬貞人作陶展」と 「丘の上の小山敬三展」、 「郷土の現代美術作家展」の3つの展覧会が 今月9日(土)から、来月7日(土)までの日程で 始まりました。
記念企画展第2弾初日となった9日(土)は、 市長や教育長をはじめ、 今回展覧会を開いた陶芸家の 市瀬貞人さんなど 関係者らが集まりました。
市瀬貞人さん 「80歳にして嬉しい小諸展となりました。 私が長年願い求めてきた作品の肌の上に自然の色、 炎の自然の色、薪の炎の色は生き物と同じで、 同じ色は生まれません。 私が80歳まで願い求めてきました何かを見て、 感じていただければ幸いと思います。」

市瀬さんは、飯田市在住の陶芸家です。 県内をはじめ東京や名古屋、海外などでの個展や 日本の美術界の権威である日展に過去7回入選するなど 国内外で活躍しています。 「市瀬貞人作陶展」には、 市瀬さんの作品およそ130点が並びました。

穴窯で焼く市瀬さんの作品は、 火のあたり方によって色合いが変わることから 前と後ろで表情に違いがあるのが特徴です。 小諸での展覧会は今回初めて。 市瀬さんは、 「作品の感じ方は人それぞれ。 見て、何か感じてもらいたい」と話しています。
一方、20周年記念の特別展となった 「丘の上の小山敬三展」。
今回は、 「小山敬三美術館」に収蔵されている およそ200点の作品のうち、 12点が出展されました。 「小山敬三美術館」は スペースの関係から展示できる枚数が 限られています。
作品同士の兼ね合いや、展示枚数の関係で 普段なかなか展示することができない 敬三画伯の代表的なモチーフの名品が並ぶ 貴重な機会となりました。
また、「郷土の現代美術作家展」には、 小諸と御代田の人形作家による 紙粘土人形型作品45点と 佐久市に住む画家の油絵22点が 展示されました。
小諸高原美術館で、人形の作品を展示するのは 今回が初めて。 表情や、ドレスの質感など 一つ一つ丁寧に仕上げられた作品が並びます。 全く違う作風の作品を楽しむことができる 小諸高原美術館白鳥映雪館 開館20周年記念企画展第2弾。 来月7日(土)まで楽しむことができます。     
   
 
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