『小諸義塾の会 総会(25.6.26)』
市民有志でつくる
「小諸義塾の会」の総会が
6月26日(木)に中棚荘で開かれました。
小諸義塾の会は、
明治26年に小諸義塾を開校した
木村熊二の功績を後世に伝えていこうと
平成5年に市民有志が立ち上げたものです。
現在は38人の会員が所属。
近年新しい会員も増えていると言います。
この日は会員およそ20人が集まり、
はじめに、木村熊二が作詞した
「小諸の春」を歌いました。
ことし春、小諸義塾記念館前には、
木村熊二の導きによって
日本のジャム産業の礎を築いた、
塩川伊一郎の功績を称える碑が
建立されています。
あいさつに立った、栁沢惠二会長は、
「木村熊二がアメリカで農業に触れ、
ノウハウを得たことが
のちに小諸での桃やいちご、
さらには缶詰づくりの
アドバイスにつながった。」などと話しました。
この日は昨年度の事業報告に続いて、
今年度の事業計画について話し合われました。
小諸義塾の会では
毎年視察研修を実施しています。
ことしは、
10月に「丸山晩霞記念館」や
晩霞のアトリエ、また島崎藤村の
「破戒」に描かれている
「西之入牧場跡」を訪れる予定です。
この日は議事に続いて研究発表も行われ、
小諸義塾の会の会員で前・藤村記念館館長の
柳澤厚さんが
木村熊二がアメリカに渡ってからの歩みについて
説明しました。
参加した人たちは、
柳澤さんの話に熱心に耳を傾けていました。