『小諸消防署新庁舎 起工式(19.4.17)』

           
        Posted on 2019年 4月 23日      
     
        小諸消防署庁舎の建設がいよいよ始まります。 17日(水)には、建設場所となる野岸の丘で 起工式が行われました。
起工式には、小泉市長を始め、 小諸市や佐久広域連合関係者、 それに市議会議員や消防関係者など およそ40人が集まりました。 小諸消防署の新庁舎建設は、 現在の消防署庁舎が建設から45年が経過し、 耐震診断の結果、 震度6以上の地震が発生した場合には、 倒壊または崩壊の危険性があることがわかったことから 実施されることになったものです。 市内6箇所による候補地で検討した結果、 短時間で現場に到着でき、道路交通の利便性も図られ、 場所が十分確保できるという条件から、 現在の消防庁舎にほど近い、 旧小諸高校跡地、「野岸の丘」に決定。 基本設計、実施設計を経て、 いよいよ今年度から工事に入ることになりました。 建物は、鉄骨造り、 地上3階建て、屋上に訓練塔が設けられます。 消防職員があらゆる災害に対応できる訓練の実施が 可能となっています。 1階の車庫には緊急車両を配備。 これまでは配備することができなかった 10トンの水槽車も配備できることから、 広域的な応援体制も確立できます。 2階にはこれまでなかった女性職員や女性団員などの 専用スペースを設けた他、 3階には、大会議室を設け、消防団員や防災士の育成、 また、市民向けの救命講習などにも活用します。 敷地のレベル差を有効活用し、国道沿いに1階、 2階、3階は市民の利用窓口となります。 敷地内には駐車場を十分に確保し、 駐車スペースと併せて活用できるよう ポンプ操法エリアが設けられます。 消防団のポンプ操法大会の会場にもなる計画です。 また、副訓練塔では、市民向けに火災の際の煙体験なども 行うことができます。 また、消防車両の車庫前には、 緊急車両出入り口を新たに設け、 すぐに国道へ出られるような作りにする予定です。 そのほか、車庫前スペースにスロープを設け、 国道側で事故があった場合などには すぐに上の敷地から出られるような動線となっています。 敷地面積は、およそ7311平方メートル。 庁舎を始め、副訓練塔、車庫・水防庫あわせて、 延べ床面積はおよそ2277平方メートルで、 庁舎部分だけでも、これまでより およそ500~600平方メートルほど広くなります。 総事業費はおよそ12億5千万円。 国の「緊急防災臨時対策債」が活用できることから、 市の負担は3割程度になるということです。 今月から工事を行い、来年2020年度4月末に完成予定。 供用開始は来年5月中旬からとなる見込みです。 市役所に次ぐ第二の防災拠点としての役割を 担うことになります。
市長 「現在の消防庁舎は狭隘であったり 耐震化が不十分であったりいろいろ問題を抱えていた訳でありますが、 やはり市民のみなさんの安全安心の拠点という中で、 新しい消防庁舎の建設が望まれていた訳であります。 この度、地権者の皆様とか地元与良区の皆様に ご理解いただいてようやくたどり着けました。 防災拠点ということで通常の火災であったりとか、 水害であったり、地震の対応であったりということはもちろんですけど、 やはり地元の地域のみなさんにも コミュニティスペースという形でご利用いただいたりですとか、 市民のみなさんに防災の教育を受けていただく拠点としても考えています。」     
   
 
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