『小諸消防署救助隊 県消防救助技術大会に向けて(18.6.9)』

           
        Posted on 2018年 6月 13日      
     
        県内の消防救助隊が一堂に会して 様々な競技で救助技術を競う、 「県消防救助技術大会」が今週16日(土)に 県の消防学校で行われます。 この大会「障害突破」という種目で挑む 小諸消防署救助隊の隊員たちも、 連日、県大会優勝目指して訓練に励んでいます。

小諸消防署救助隊。 レスキュー専門の部隊がないため、 県大会への出場を目指し、期間限定で結成される チームです。 若手の消防士の中から選考会を行い、 選ばれし者たちで構成されています。 そんな精鋭たちで作る ことしの小諸消防署救助隊が県大会で挑むのは、 「障害突破」。 「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「くぐる」 という動作を駆使して、 災害現場で起こり得る、あらゆる障害を突破していくという 難関の競技。 救助の花形とも言われています。 小諸消防署が「障害突破」に出場するのは、 ことしで14年目。 平成24年と25年の2度優勝し、 関東大会に出場してきました。 しかしここ数年はあと一歩のところで減点に苦しみ、 思うような結果が出せずにいました。 ことし、隊長を務めるのは、小林裕司さん。 平成14年に消防士になって以来、 救助隊に関わってきました。 小諸消防署の救助隊員として、 「斜めブリッジ救助」という競技で、 関東大会まで出場した経験もあります。 もちろん、「障害突破」の選手としての経験もある ベテランです。
隊長 「自分小諸出身なので、この小諸の地で 小諸消防署救助隊の隊長をやらせてもらえるというのは すごくありがたいですし、嬉しい気持ちと同時に、 やっぱり伝統ある署ですから、 そのプレシャーもいい意味でいい方向に変えながら、こ の救助隊の隊長としていい結果が残せるように 今精進しているところであります。」

そんな小林隊長率いることしの救助隊は、 去年初めて「障害突破」に出場した2年目の隊員と、 ことし初めてこの競技に取り組む1年目の隊員で構成。 平均年齢20代前半の若手のチームです。 その他、サポートの隊員や補欠として新人の署員も 加わりました。
隊長 「ことしの障害突破チームは 非常に隊員が若いチームで構成されています。 なので、この若さを武器にして猪突猛進という形で その中でもとことん突き進んで今訓練に励んでいます。」   隊員 「小諸消防署は上の大会にも何度も行っていて 上の先輩方も伝統をつくってきたので その伝統に負けないように大会でもできたらと思っています。」
「4月に異動してきて、 まさか救助隊に入れてもらえると思ってなかったんですけど、 入れていただけたので関東目指してやろうと思いました。」
「一番大会でも最後というのもありますし、 一番大変な競技というのもあるので、 やりがいを持ってやれています。」
「今自分ができることを精一杯やって 隊員のみなさんのサポートで一つでも 力になれればと思っておりおます。」
訓練を始めて2ヶ月。 隊長やベテラン隊員の指導の下、 選手たちも必死に訓練に励みます。 体力に加え、スピードと、正確さを追求した訓練で、 調子を上げてきました。
隊員 「隊の中での雰囲気は大会も近づいているということもありますので とてもいい雰囲気で流れているなとは思っています。」
「一番は速さとかじゃなくて減点をなくすということで、 速さありきの原点は絶対なしにして 絶対勝つという気持ちでやっています。」
「みんな隊のコミュニケーションもことしは すごい取れていると思うので、 仕上がってきてとてもいいと思います。」
「去年とは違った雰囲気でことしはできていて、 最初にやった年よりかは、自分で成長できているので、 ことしは思い切ってできるのかなという風には思います。」

隊員たちの成長を小林隊長も肌で感じている様子。 一つ一つの動作を確認し、的確なアドバイスを送りながら、 選手たちを鼓舞していきます。   隊長 「去年と比較してタイム的にもいいタイム出ていますし、 雰囲気も若いチームですので勢いがあって 本当に今、非常に良いところまで来ていて 狙えるなという実感もあります。」

「障害突破」には、ことし、県内4チームが出場。 そのうち、上位2チームが 関東大会に進むことができます。 隊員たちの目指す道は一つです。   隊員 「絶対に関東に進出して 上の大会に絶対行くようにしたいと思います。」
「まずは関東に進むことを目標として 優勝ねらって最低でも2位で県大会できるように 頑張ってきたいと思います。」   隊長 「ことし県大会を優勝して関東大会、東京であるんですけども、 そちらの方に必ず行くという気持ちで臨みたいと思います。」   小諸消防署救助隊は16日(土) 県下の消防署の精鋭たちと共に、大舞台に挑みます。     
   
 
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