『小諸市観光地域づくりビジョン検討会観光ビジョン策定・答申(16.2.16)』
小諸市でかねてから策定に向けて検討されてきた
観光地域づくりビジョンがこのほどまとめられ、
16日(火)には市長へ答申されました。
小諸市では、今後の小諸市の観光によるまちづくりの
方向性を共有するために、
独自の「観光地域づくりビジョン」の策定を目指し、
平成25年度から市民参加で検討会を開いてきました。
小諸市出身で、立教大学観光学部の兼任講師を務める
清水愼一さんを座長に、
市内の観光関係者などが集い、
これまで、全15回にわたってワークショップを実施。
小諸の魅力の掘り起しや、
将来的な観光のあり方について話し合ってきました。
この日はこれまで議論された内容を盛り込んでまとめられた
最終的な「小諸市観光地域づくりビジョン」の案が、
栁田市長に答申されました。
今回答申された「小諸市観光地域づくりビジョン」は
全部で37ページ。
小諸市の将来像を表すキャッチフレーズを
「詩情あふれる高原の城下町
~ようこそ スケッチ文化都市へ~」と定め、
このキャッチフレーズをもって観光誘致し
観光客や交流人口の増加につなげていくことなどが示されています。
特に、外へ発信していく際の
小諸のブランドイメージを統一させることが重要だとして、
これまで各々に活動・発信していた行政や各種団体が
協力体制を持つことが必要だと記されました。
さらに、この「小諸市観光地域づくりビジョン」を
具現化していくためには、
行政や観光協会、その他の団体をまとめて、
外へと発信できる機能が必要になるとして、
観光の推進をすすめるため新たな体制をとることなども
盛り込まれています。
具体的には、その体制を
小諸版DMOと名付け、
行政でも既存の団体でもない第3者団体が
観光推進に向けたマネージメントを行っていくと示されました。
答申を受けた栁田市長は、
「小諸市の将来像を定めた第5次基本構想とも
連動させてすすめていく必要がある」などと述べた上で、
このビジョンを実効性のある取り組みとして進めるため、
一層の支援を呼びかけていました。
市民の声を反映させ、3年間の審議を経て、
ようやく出来上がった「小諸市観光地域づくりビジョン」。
今後は、このビジョンの内容に基づき、
新年度から1年間かけて、小諸版DMOの構築に向けて、
動いていく予定となっています。