『小諸市職員 懲戒処分・退職へ(15.5.19)』
小諸市の36歳の職員が
不適切な事務処理と無断欠勤により、
懲戒処分となったことが
今日19日の定例記者会見で明らかになりました。
懲戒処分となったのは、
小諸市役所経済部所属の36歳の職員です。
昨年度中に行うべき支払い事務などが遅れた上に、
今年3月31から5月13日まで28日間に渡り、
無断欠勤していたことから、
小諸市では停職6か月の懲戒処分を下しました。
支払いが遅れていたのは、
業務委託料や修繕料などの支払い、
4社11件、129万2千499円分です。
1カ月から9カ月の遅れとなっていました。
その他、3社8件、327万1千536円分は、
支払いが間に合わないことから、
処分を受けた職員本人が個人で
支払っていたということです。
年度末に未払いが生じている旨が業者から連絡が入り、
支払いの遅延が明らかになったということで、
4月20日までに全て市が処理を行って
支払いを済ませています。
職員が個人で支払っていた分も改めて市から業者に支払い、
個人の口座に戻してもらったということです。
なお、この職員は、支払いの遅延に悩み、
3月31日から無断欠勤していたということで、
5月12日まで連絡も取れない状況でした。
本人と連絡が取れ、5月13日、面会を行った際には、
「大変申し訳なかった」と謝罪していたということで、
今日19日付で市に退職願いを提出。
受理されています。
今回の一件を受け、指導的立場にある、
経済部長と担当課長、それに担当係長は、
管理監督者として適正な指導を欠いたとして、
部長が口頭注意、課長と係長は訓告と、なっています。
市長は、今回の一件について、
記者会見の席で謝罪の言葉を述べました。
小諸市では、財務システムをチェックできる立場である上司や、
職場の同僚が、遅延に気づくべきだったとして、
今後、職場内でのコミュニケーション、チェック体制の
強化を図っていきたいとしています。
なお、小諸市では、
こういった案件に関しては、所属部と役職、年齢までの
公表にしているということで、
所属課と性別は公表されていません。
小諸市によりますと、
今回懲戒処分を受けた職員は、市役所に勤務して11年。
現在の業務について丸2年だったということで、
1年目は今回のような不手際は
見られなかったということです。