『小諸市総合計画審議会 基本構想案を市長に答申(16.2.9)』
小諸市では、来年度から平成39年度まで12年間の市が目指すまちの将来像を定めた
「第5次基本構想」の策定を昨年度から進めています。
この基本構想に市民の意見を反映させていこうと、
市ではこれまで、地区ごとの懇談会や、 住民たちが町を歩いて地域のお宝を探す催しなどを企画。
基本構想の策定作業に 市民が主体的に参加できる土壌づくりに取り組んできました。
9日(火)の審議会では、 これまで8回の審議会を経てまとめられた
「第5次基本構想案」について改めて委員らが審議。
その後、現時点で出来上がった基本構想案が 栁田市長に答申されました。
今回答申された第5次基本構想案は、
「住みたい 行きたい 帰ってきたいまち 小諸」を 小諸市の将来像と定め、
この将来像を達成するための 具体的な目標などが示されています。
平成39年度時点の目標値としては、 小諸市の人口を3万8千279人とし、
かつ、 年少人口を4千478人とすることや、
小諸市に住み続けたい市民の割合を75%にすること、
さらに、小諸駅や小諸インターの利用者、
高速バスの乗降客などを含めた交流人口を 544万人にすることなどが盛り込まれました。
また、各地が抱える課題とその解決目標を
「地域別まちづくり方針」として市内10地区ごとに定め、
それとは別に、「子育て・教育」「環境」など、
それぞれの政策ごとに分けた 「政策分野別まちづくり方針」も示しており、
それに向けた対策案などが挙げられています。
答申を受けた栁田市長は、 「タイトなスケジュールの中で行われた審議は、
非常に濃密なものだった」と話した上で、 改めて市民と共に進めていきたいなどと述べていました。
今回答申された第5次基本構想案は、
この日審議された内容などを盛り込んだ上で 市が最終案として取りまとめ、
小諸市議会3月定例会に提出されることになります。