『小諸市民大学 前川喜平氏講演会(18.8.26)』

           
        Posted on 2018年 9月 11日      
     
        7月から始まったことしの小諸市民大学。 先月26日(日)には、 前文部科学事務次官の 前川喜平さんを講師に 第4回の講座が文化センターホールで行われました。
ことしで38回目を数える小諸市民大学は、 現代の日本における課題や、 地域に関連する話題など、 多様な分野の講師から学ぶことができる場です。 ことし4回目の講座となったこの日は、 受講生以外にも参加が可能ということで およそ330人が出席しました。
今回の講師を務めたのは、 前文部科学事務次官で 現代教育行政研究会の代表である 前川喜平さんです。
前川さんは、 「これからの社会と教育」をテーマに、 憲法改正や戦争についてなど、 現代社会が抱える様々な課題について講演しました。
「ざっと考えただけでこういった様々な課題に対して 答えを見出していかなければならないわけですけれども、 この答えを見出していくのは 一人の独裁者ではなくてですね、 我々なんで、誰かが正解を与えてくれるわけではなくて、 自分たちで色んなことから答えを見出していくのが大事。 そういう意味で未来を選び、 未来を作る力を育てていくための教育 ってものが非常に大事になると思っています。」
前川さんは、このように話し、 「学校教育は、必要な知識を学ぶだけではなく、 生涯を通じて学び続けられる力を育てる必要がある」 と続けました。
「生涯に渡って学ぶ力をつけていく、 そうすることによって、 60歳になっても70歳になっても80歳になっても、 学び続けて社会の中で、 社会の変化の中でどういう社会を新しく作ってていくか 考えられる人間になって行かないといけない。 そのためには学ぶってことが必要だと思います。 学ぶ機会も大切だし。 そういう意味で、30何年に渡って 小諸市民大学ってものが存続していることは 素晴らしいものだと思いますね。」
参加した人たちは、 メモを取ったり、うなずいたりしながら 前川さんの話に聞き入っていました。     
   
 
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