『小諸市新規就農者支援事業 承認書交付式 (13.3.27)』
小諸市では、農業の発展を目指して、新たに農業の担い手となる人に対して、
経費などを補助する「新規就農者支援事業」を行っています。
先月27日(水)には、この事業の承認書交付式が市役所で行われました。
この日は、新たに承認を受けた長井邦義(ながい・くによし)さん、安藤香純(あんどう・かすみ)さん、
小岩井佳典(こいわい・よしのり)さん、菅原卓真(すがわら・たくま)さんの4人が市役所を訪れました。
この事業は、小諸市の農業の発展につなげようと 小諸市内で新たに就農する人に対して、
機械の購入や農地の借入などに必要な経費を市が補助する制度です。
式では新規就農者一人一人に栁田市長から承認書が手渡され、皆、気持ちを新たにしている様子でした。
交付を終えると栁田市長は、「皆さんには地域農業の中心になってご活躍頂き、
後に続く人の手本になってほしい」などと4人に激励の言葉を送っていました。
今回承認された一人、長井邦義さんは、松井区にある長井農園で両親とともにりんごを栽培。
今後規模の拡大を目指していくとともに、農業関連企業で勤務していた経験などを活かしながら
栽培技術の向上を図っていきたいとしています。
安藤香純さんは、東京都出身。
長野県農業大学校や小諸市内の農家での研修を経て昨年4月に独立就農しました。
今後は御牧ヶ原で白いもや米を育て、品質の良い作物栽培を目指していきます。
小岩井佳典さんは松本市からのIターンで、水稲やきゅうり、白うりの栽培を行っています。
今後は、農業の担い手としての自覚を持って経営や生産を行い、
「地域に貢献できる農業」を目標に掲げています。
菅原卓真さんは、御代田町の農業生産法人で3年間実務研修を積み、今年1月に独立就農。
レタスやキャベツを栽培しています。
今後は顧客の要望などに素早く対応できる技術力や柔軟な経営力を培っていきたいとしています。
今回新たに交付を受けた4人を含めて、小諸市新規就農者支援事業の承認を受けた人は
25人となりました。