『小諸市新ごみ焼却施設建設及び運営事業火入れ式 (15.8.30)』

           
        Posted on 2015年 9月 3日      
     
       

菱野区稲荷地区で建設工事が進められてきた

小諸市の新ごみ焼却施設。

本体工事が終了し、いよいよ明日9月1日から、

3か月間に渡る試験運転が始まります。

これを前に、昨日30日(日)には、

焼却炉への火入れ式が行われました。

この日行われた神事では、

栁田市長ら3人による火入の儀が行われ、

焼却炉に火が灯ると、

集まったおよそ70人の出席者からは大きな拍手が

沸き起こりました。

続いて、関係者らが順番に玉串を奉げ、

施設の安全な運営を祈願しました。

施工主を代表して挨拶に立った、栁田市長は、

「これまで協力いただいた皆様に感謝とお礼を申し上げたい。」

と地元区民などへの感謝の言葉を述べた上で、

「30年に1度の大事業。

末永く安心して使える施設となるよう願っている。」などと

話していました。

小諸市の新しいごみ焼却施設は、

一昨年平成25年6月から、

菱野区稲荷地区の1.7ヘクタールの敷地に

建設が進められてきました。

建物全体の建築面積は、およそ3700平米で、

焼却施設のほかに、

埋め立てゴミやプラスチックごみを

再資源化するリサイクル施設を併設しています。

処理方式は、「ストーカー方式」で、

処理能力は、1日24トンまで。

1炉で16時間までの運転を予定しています。

事業方式は、

設計から施工・運営、維持管理までを一括して発注する

「DBO方式」を採用。

設計・施工は、

福岡に本社のある「㈱川崎技研」と

小諸市の「竹花工業㈱」による

特定建設工事共同企業体が請け負っています。

また、運営・維持管理は、

川崎技研と、竹花工業、イー・ステージの3社が

特別目的会社として設立した

小諸グリーンサービス㈱が担うことになっています。

施設の運営、維持管理を委託する期間は、

平成28年1月から平成43年3月までの、

15年3ヶ月。

事業費は、建設工事が22億500万円。

15年3ヶ月間の運営業務委託契約費は

30億3390万円です。

神事が終わると、出席者らは、

ごみピットや、建物内を見学して回りました。

新しい施設では、管理棟の3階に、焼却の排熱を利用する

温浴施設が整備されており、

市民に開放される予定です。

また2階には、市民や訪れた人向けの見学設備を設置。

ごみピットや焼却炉などを見学することができます。

その他、ごみの計量棟の屋根に、

15キロワットの太陽光パネルを設置。

発電した電力を管理棟の各部屋で

活用することになっています。

出席者らは、施設の特徴や、ごみ焼却の仕組みなどについて、

見学を通して、理解を深めているようでした。

今後この施設では、来年1月の本格稼働に向けて、

9月から11まで試運転を実施。

市内の家庭ごみや事業ごみの一部を、

実際にごみ収集車で搬入し、処理を行うことで、

運転データをまとめ、

機器の調整を行うことになっています。

あわせて、舗装や配水管工事、

また剪定枝をチップ化する付属棟の建設も

進められる予定です。

     
   
 
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