『小諸市とピースウィンズ・ジャパン 災害等緊急時における支援協力に関する協定締結 (20.12.17)』

           
        Posted on 2020年 12月 23日      
     
        小諸市では、 国内外で災害などの 支援活動を行っている NPO法人 ピースウィンズ・ジャパンと、 災害など緊急時における 支援協力に関する協定を 先週17日(木)に締結しました。
市役所で行われた協定締結式には、 NPO法人ピースウィンズ・ジャパンの 代表理事を務める大西健丞さんと 小泉市長が出席。 協定書に調印しました。 NPO法人ピースウィンズ・ジャパンは、 紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人に対して 国際的な支援活動を行う団体です。 「災害緊急支援」として 国内で大規模な災害が発生した際には、 ピースウィンズ・ジャパンが運営する 災害緊急支援プロジェクト 「空飛ぶ捜索医療団 ARROWS(アローズ)」により 医療・レスキュー、物資の配布、 更には避難所運営などの支援を行っています。
医師や看護師などによる医療チームを ピースウィンズ・ジャパンが持つヘリコプターなど 航空機を活用して被災地に派遣。 支援企業からの提供による 衣類などの物資も被災者に配布することが可能です。 去年発生した台風19号災害でも いち早く被災地に緊急支援チームを派遣し、 被災者の救護や医療機関への搬送、避難所の運営などを 行いました。
今回の協定により、 小諸市とピースウィンズ・ジャパンは、 災害時の医療従事者の派遣や 傷病者の搬送・受け入れなど被災者支援を始め、 平時における体制整備のための訓練や準備に関して 連携していくことになります。
「いざ有事の際にはいち早く専門のスタッフと共に 命と財産を守るご支援をいただけるのは、 小諸市民にとってもより一層の安心感につながると考えています。 特に大規模な災害が発生し陸路が絶たれた場合、 自衛隊やDMATに先駆けていち早く駆けつけ、 救助救命が可能になるということで大変心強く感じております。 ここがこの地域の活動拠点となり、 ハブ機能になることで、佐久地域はもとより 東信地域の安全安心にも寄与するものと考えております。」   大西さん 「今後もしも避難所が開設する場合、 普段は手間がかからないが、 感染症が蔓延している時代ですので、 避難してきた人たちの健康管理もお手伝いできると思います。 多岐に渡る支援は全て無償で提供してきました。 もしもの際は要請をいただければ ただちに対応できると思っております。」
ピースウィンズ・ジャパンでは現在、 新型コロナウイルス感染症への対応も進めていて、 PCR検査の結果がその日にわかるキットも導入し、 災害時の避難所開設などの際にも活用する予定です。 これまで全国の自治体や病院など 21団体と同様の災害支援協定を結んでいますが、 長野県の自治体では小諸市が初となります。     
   
 
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