『小諸市 中心市街地再整備事業構想発表(17.12.19)』
今月1日、市内相生町のツルヤ小諸店が、
老朽化により建て直しが必要なためとして、
来年1月31日(水)を持って、一時休業することが明らかになりました。
これを受け、中心市街地の再整備に向けて、
ツルヤ小諸店の再出店を含みつつ協議を行っているとしていた小諸市では、
福祉、公共交通、商業施設などを含めた
「複合型中心拠点誘導施設整備構想」を
きょう19日(火)の議員全員協議会で発表しました。
きょう発表となった、中心市街地の再整備に向けた
「複合型中心拠点誘導施設整備構想」は、
小諸市が第10次基本計画に盛り込んだ、
医療、福祉、商業施設などがまとまって立地する
「多極ネットワーク型コンパクトシティ」の形成を目指し、
市役所や図書館、こもろ医療センターなど
中心部に整備された核となる施設に加えて、
新たに、福祉、商業施設を始め、公共駐車場を整備するというものです。
構想では、公共施設として、
高齢者や子育て世代のニーズに対応した福祉施設と、
公共交通「こもろ愛のりくん」のターミナル
150台分の公共駐車場を整備。
更に、2階部分には商業施設として、
テナント方式でスーパーマーケットが入る予定。
市としては、市内に本社を持つ実績のある優良企業として、
現事業者である株式会社ツルヤを
最優先で誘致していく考えを示しました。
商業施設の想定される面積は3200㎡程度。
株式会社ツルヤが展開する標準店規模となり、
現在のツルヤ小諸店のおよそ3倍になる見込みです。
市ではこれまで株式会社ツルヤと、土地の所有者である
JA佐久浅間との間で、
事業の構想について協議を進めてきていて、
今月1日のツルヤ小諸店の休業発表を受け、
きょう、これまでの協議でとりまとめてきた構想イメージを公表しました。
構想では、施設整備のほか、
関連する道路整備も行う予定です。
総事業費は29億円。
そのうちの6億円は国の交付金を充てる計画で、
商業施設部分の9億円は、
テナントに入る事業者の負担とする予定です。
市では今後、事業計画の策定を開始し、
来年2月に地元を中心に市民向けの事業構想説明会を開催。
5月には基本計画の素案を策定し、
8月には基本計画を策定。
12月には施設の実施設計に着手していく方針で、
平成32年度中の竣工、供用開始を目指すということです。