『小諸宿本陣主屋 4月から常設の観光交流施設に (13.4.13)』
大手門公園せせらぎの丘に隣接している「小諸宿本陣主屋」が、4月から常設の
展示・交流施設としてオープンしました。
停車場ガーデンを運営するNPO法人「こもろの杜」が指定管理者となり、
市内近隣の作家たちが中心になって、運営を行っています。
「小諸宿本陣主屋」は、江戸時代の建物で、1997年に小諸市が現在地に復元し、
歴史資料館として開館したものです。
利用者の減少などで、2005年から休館となっていました。
去年実験的に市内の作家たちによる展覧会などを開き、好評だったことから、
停車場ガーデンを運営するNPO法人「こもろの杜」に管理運営を委託し、
常設の展示・交流施設としてこの4月から活用されることになりました。
12日から14日までの3日間は、市内与良在住の陶磁史研究家 大森一夫さんによる、
古陶磁展が行われました。
会場には、大森さんがこれまでに集めた日本や海外などの古い陶磁器、およそ200点が並び、
訪れた人たちの目を引いていました。
また作品展の中日となった13日(土)には、大森さんのコレクションであるベトナムの安南の陶器を使い、
茶席も設けられました。
安南の陶器は戦時中にほとんどなくなったことから貴重な器として知られています。
訪れた人たちは古い歴史を持つ本陣主屋の建物で、珍しい茶器を使った茶席を存分に楽しんでいました。
小諸宿本陣主屋では、20日から「桜さくらでハンドクラフト展」と題した
ハンドメイド作品展の開催が予定されており、ぜひ多くの人に足を運んで欲しいとしています。