『小諸図書館で健速神社祇園祭写真展開催中(16.6.28)』

           
        Posted on 2016年 7月 5日      
     
        小諸の夏を象徴する「健速神社の祇園祭」。 今年の本祭典は今月10日(日)に行われます。 これを前に、現在、市立小諸図書館では、 小諸の祇園祭、健速神輿の歴史などを紹介する展示会が開かれています。
会場には、実際の健速神輿と同じ造りの模型をはじめ、 小諸の祇園について書かれた古文書や 明治から昭和にかけて撮影された祇園の写真など、 健速神社祇園祭の歴史を伝える 貴重な資料の数々が展示されています。 市の重要無形文化財にも指定されている 「健速神社の祇園祭」。 その歴史は古く、奈良・平安時代までさかのぼると言われており 小諸歴代の領主も庇護してきたとされています。 毎年7月13日に一番近い日曜日に行われる本祭典では、 氏子である本町・田町・六供の若者たちが、 重さ500キロを超える六角神輿を担ぎ、終日に渡って区内を練り歩きます。 その勇壮な神輿練りの様子は、 明治の文豪・島崎藤村の千曲川のスケッチの中にも 「十三日の祇園」として描かれるなど、 古くから小諸を代表する祭りとして親しまれてきました。 今月10日(日)に行われる今年の本祭典では、 江戸時代の習わしにならい、 宮出しの後、小室節保存会の会員が、 小室節を歌いながら、 神輿を先導することになっています。 今回の展示は健速神輿の後援組織で、 神輿の担ぎ手経験者などでつくる 小諸健速会が去年に続き企画したものです。 去年はほんまち町屋館で行われましたが 祇園信仰1000年と言われる 小諸の祇園「健速神社祇園祭」を より多くの人に知ってもらいたいと 今年は図書館に呼びかけ展示が実現しました。 六供の丸山写真館をはじめ、 神社の氏子たちから提供された写真や資料からは 古くから多くの人を魅了してきた 健速神輿の歴史と伝統を知ることが出来ます。 小諸が誇る伝統の「健速神社祇園祭」。 その奥深い魅力に触れることができるこの展示会は、 今月18日(月)まで開かれています。     
   
 
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