『小諸図書館「戌の満水に関する資料のレプリカ特別展示会」開催中(17.6.1)』

           
        Posted on 2017年 6月 6日      
     
        現在、小諸図書館では、 江戸時代に千曲川流域で発生した大洪水、 「戌の満水」に関する資料の 原寸大レプリカが展示されています。
「戌の満水」は、今から275年前の寛保2年に 千曲川流域で起きた大洪水です。 死者はおよそ3000人で、 6000戸以上の家屋が流されました。
この「戌の満水」については、 長野県図書館等協働機構が今年3月に その歴史を伝えるDVDを制作。 市内の小中学校などに配られ、 地域学習の教材に役立てられています。
今回、小諸市ではDVDに収録された貴重な資料を 多くの市民に見てもらえるようにと レプリカを作成しました。 作られたレプリカは 小諸市内の被害状況を絵地図で示した 「寛保二年小諸大洪水変地絵図」2枚と 絵地図の裏面に書かれていた 「小諸大変次第書」の3枚です。 これまで歴史書の中で登場していた貴重な資料を 原寸大で見ることができます。
「戌の満水」による被害が一番大きかったのが 坂の町・小諸です。 死者は県内最多の500人以上で、 中でも本町周辺は壊滅的な被害を受けました。
こちらの地図を見ると、 本町一帯が土石流により押し流され 大きな被害を受けたことが読み取れます。 本町・六供・田町・荒町・市町では、 あわせて254軒の家が流されたとされています。
続いて、現在の千曲小学校あたりから 小原周辺を描いたこちらの絵地図。 中央上の山から土石流が流れ込み、 多くの田畑が流されている様子を知ることができます。 この絵地図の裏に書かれていたのが、 「小諸大変次第書」です。 与良町の庄屋の小山藤吉が記したものとされていて、 幕府の役人と復興に向け、 対等に話しあう様子などを知ることができる 貴重な記録です。
小諸に甚大な被害を及ぼした未曾有の大洪水、 「戌の満水」の史実を知ることができるこの特別展示は あさって7日(水)まで 小諸図書館内で開かれています。     
   
 
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