『小諸図書館「戌の満水に関する企画展示」開催中(24.6.15)』
現在、小諸図書館では、
江戸時代に
千曲川流域で発生した大洪水、
「戌の満水」に関する資料の
展示が行われています。
「戌の満水」は、
今から282年前の寛保2年、
旧暦の8月1日に
千曲川流域で起きた大洪水です。
死者はおよそ3000人で、
6000戸以上の家屋が流されました。
中でも小諸は 土石流が 六供・田町・本町・荒町や 一部の武家屋敷・寺社を襲い、 県内最多となる500人以上の死者が出る 甚大な被害を受けました。
今回の展示は 郷土史の研究家である 東信史学会会員の 丸山厚至さんの協力で 行われたものです。 丸山さんが これまでの研究の中で 「戌の満水」に関する絵図や 古文書などからまとめた資料を 展示しています。
こちらは、 現在小諸図書館に レプリカで保存されている、 小諸市内の被害状況を 絵地図で示した 「寛保二年小諸大洪水変地絵図」。 土石流の流れを知ることができます。
また、同じく小諸図書館に、 レプリカとして保存されている 「小諸大変次第書」からは 小諸の被災状況や 復興のための 幕府役人の見分の様子などを 知ることができます。
また、小諸本町の問屋、 巴屋に残されていた文書や、 言い伝えとして 残されていた資料、 小諸藩の家老の家にあった 覚書なども展示。 被害の多かった 本町、六供、田町などの状況が 克明に刻まれています。
また丸山さんが 古文書からまとめた 当時の小諸市の 被害状況についての資料も展示。
更に、丸山さんが、 戌の満水当時の気象状況や 水害の痕跡から考察した 近年の土砂災害の状況についても 掲示されました。 300年前の水害について、 小諸の人たちが伝えてきた資料が 今を生きる私たちに 多くのことを 教えてくれる展示となっています。
「小諸で昔あった大きな災害 ということで もちろん知っている方は 多いと思うんですけれども、 改めてこの機会に 知らない方はもちろん、 知っている方も 新たな発見があると思いますので、 知っていただきたいな ということで今回展示しております。 当時の小諸の人たちが 被害の状況を 細かく書いた資料になります。 どのくらいの時間から雨が降って、 どのくらいの高さの水が 流れてきたかなど 細かく書いた資料になるので 今見ても具体的に イメージが つきやすい資料となっています。 やっぱり近年地震もそうですが、 災害全般、昔あったようなことが 今も起こりうるというところで、 まだまだ過去の話ではなくて 今につながっている話 ということで 関心を持って ていただければと思います。」 小諸に甚大な被害を及ぼした 未曾有の大洪水、 「戌の満水」の史実を知ることができる この特別展示は 来月17日(水)まで、 小諸図書館郷土コーナーで公開されます。
中でも小諸は 土石流が 六供・田町・本町・荒町や 一部の武家屋敷・寺社を襲い、 県内最多となる500人以上の死者が出る 甚大な被害を受けました。
今回の展示は 郷土史の研究家である 東信史学会会員の 丸山厚至さんの協力で 行われたものです。 丸山さんが これまでの研究の中で 「戌の満水」に関する絵図や 古文書などからまとめた資料を 展示しています。
こちらは、 現在小諸図書館に レプリカで保存されている、 小諸市内の被害状況を 絵地図で示した 「寛保二年小諸大洪水変地絵図」。 土石流の流れを知ることができます。
また、同じく小諸図書館に、 レプリカとして保存されている 「小諸大変次第書」からは 小諸の被災状況や 復興のための 幕府役人の見分の様子などを 知ることができます。
また、小諸本町の問屋、 巴屋に残されていた文書や、 言い伝えとして 残されていた資料、 小諸藩の家老の家にあった 覚書なども展示。 被害の多かった 本町、六供、田町などの状況が 克明に刻まれています。
また丸山さんが 古文書からまとめた 当時の小諸市の 被害状況についての資料も展示。
更に、丸山さんが、 戌の満水当時の気象状況や 水害の痕跡から考察した 近年の土砂災害の状況についても 掲示されました。 300年前の水害について、 小諸の人たちが伝えてきた資料が 今を生きる私たちに 多くのことを 教えてくれる展示となっています。
「小諸で昔あった大きな災害 ということで もちろん知っている方は 多いと思うんですけれども、 改めてこの機会に 知らない方はもちろん、 知っている方も 新たな発見があると思いますので、 知っていただきたいな ということで今回展示しております。 当時の小諸の人たちが 被害の状況を 細かく書いた資料になります。 どのくらいの時間から雨が降って、 どのくらいの高さの水が 流れてきたかなど 細かく書いた資料になるので 今見ても具体的に イメージが つきやすい資料となっています。 やっぱり近年地震もそうですが、 災害全般、昔あったようなことが 今も起こりうるというところで、 まだまだ過去の話ではなくて 今につながっている話 ということで 関心を持って ていただければと思います。」 小諸に甚大な被害を及ぼした 未曾有の大洪水、 「戌の満水」の史実を知ることができる この特別展示は 来月17日(水)まで、 小諸図書館郷土コーナーで公開されます。