『小諸商工会議所懐古園再整備案を市に提案 (19.2.28)』

           
        Posted on 2019年 3月 13日      
     
       

小諸商工会議所では、このほど、

懐古園の西側斜面の保全と、

新たな魅力を広げる方策などを提案書にまとめ、

先月28日()小泉市長に提出しました。

この日は、小諸商工会議所の掛川興太郎会頭を始め、

工業委員長の伊藤辰治さんら役員が市役所を訪れ、

小泉市長に提案書を提出しました。

小諸商工会議所では去年、

工業委員会が中心となり、社会貢献活動の一環として、

懐古園西側の創造の森7.4ヘクタールと

創造の森から千曲川につながる

2つの遊歩道を整備・利活用するため、会員企業に寄付金を募集。

23社から集まった690万円を市に寄付しました。

それを基に市ではおよそ340万円を活用し、 倒木などでふさがれ、閉鎖されたままだった 遊歩道1.4キロメートルの整備を実施。 来年度も引き続き整備を行う計画です。

この「創造の森」の遊歩道は、市がおよそ20年前に、

大がかりに整備したものですが、

市民の利用や観光振興までには広がらずに

現在に至っている現状があります。

今回、小諸商工会議所では、

各分野の専門家による調査を行い、

この「創造の森」を利用して、

懐古園の新たな魅力を広げる方策や、

協働による維持管理方法、観光への活用の可能性などを検討。

提案書としてまとめました。

整備のコンセプトとして、

仮称「千曲川旅情・文学のさんぽ路」と位置付けられた今回の提案。

「詩情豊かな小諸」の原点となる

「千曲川旅情の歌」の風景や観光資源の魅力を再発見し、

それらを「文学のさんぽ路」というストーリーでつないで

懐古園の新たな魅力を広げるとしています。

具体的には、千曲川河畔に「千曲川旅情の歌」の全文が入った文学案内板を設置し、

「藤村が歩いた「木谷」を再び歩けるようにする。」

などと提案しました。

また、身近な自然を楽しめる「城址の杜」をみんなで育てるとして、

●山野草や昆虫の種類の豊かな心地よいさんぽ路を維持する。

●企業・市民が参加して「アレチウリ」などの駆除に取り組む。

●子どもと楽しむ自然体験プログラムを実施する。

などといった項目が挙げられました。

更に、ウォ―キングコースと観光アクティビティの提案として、

「文学のさんぽ路」を多くの人に歩いてもらうことで、

観光振興に結び付けるとしています。

小諸市では、商工会議所と協議しながら、

今後できるところから提案書の内容にそった計画を

検討していきたいとしています。     
   
 
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