『小諸厚生総合病院新病院新築移転工事 安全祈願祭・起工式(16.3.15)』
かねてから計画が進められてきた小諸厚生総合病院の新病院移転新築工事が
いよいよ始まることになり、15日(火)に安全祈願祭と起工式が行われました。
新病院が建設される 旧市役所庁舎跡地で行われた、安全祈願祭には、
県厚生連や小諸厚生総合病院関係者を始め、 小諸市や近隣自治体、それに工事関係者など、
およそ70人が出席しました。
出席者らは、祭壇に玉串を奉げ、 工事の無事を祈願していました。
昭和35年に佐久総合病院の分院として開院し、 55年の歴史を数える小諸厚生総合病院。
増改築を繰り返してきた、与良にある現在の建物は、平成20年の耐震診断で、強度不足が判明。
病院内に再構築委員会を設置し、 新病院の建設に向けて検討が進められてきました。
当時小諸市も、市役所庁舎の老朽化により、 建て替えが必要な時期に来ており、
平成21年4月には、小諸市側から、 病院の再構築への財政支援と
市役所と病院の交換移転案を提案。
更に翌年4月には、小諸市と浅間南麓地域自治体が 小諸市役所敷地での移転再構築と、
救急医療の充実を求める要望書を提出しました。
これに対し、 県厚生連では再構築場所について検討した結果、
「二次救急医療体制の維持のためには、 現市役所敷地での移転再構築が最も現実的」と回答し、
両者の間で計画が進められることになりました。
その後、市役所新庁舎は、防災面の観点などから、
病院との併設による再構築を視野に入れた計画となり、
平成23年10月には、 小諸市、県厚生連、厚生病院との間で覚書を締結。
平成年11月には、 基本協定書が締結され、
市役所敷地での 市庁舎と病院の併設が正式決定に。翌年の6月、小諸市と県厚生連の間で、
30億円を限度とする財政支援に関する協定が 交わされました。
その後、去年・平成27年9月には市役所新庁舎が開庁。
図書館と市民交流センターを兼ね備えた 「こもろプラザ」も開設となり、
旧市役所庁舎の取り壊しを待って、
小諸市が進めてきたコンパクトシティ構想の 最終ハード事業である
小諸厚生総合病院再構築に向けた新築移転工事が この日、着工となりました。
新しい病院は、 建築面積がおよそ3700㎡。
延べ床面積はおよそ2万1千㎡で、地上7階建て。
病床数は246床を予定しており、 診療科は30科となります。
設費の高騰などから、 延床面積の縮小や、免震構造を耐震構造にするなどしても、
74億円ほどの建築費が予想されていましたが、
最終的に入札によって抑えられたことから、 設計費など込みの建築費は62億7600万円に。
建設費高騰前に想定していた額とほぼ同じ額での 落札となりました。
総事業費は72億2000万円。
設計管理は東京に本社を持つ株式会社石本建築事務所が。
施工は長野市に本社を持つ北野建設株式会社が 請け負うことになっています。
この日は、安全祈願祭に続いて、 ベルウィンこもろを会場に起工式が行われ、
関係者などおよそ100人が出席しました。
挨拶に立った、県厚生連の内堀茂理事長は、
「皆様にご協力を賜り、 待ちに待ったこの日を迎えることができた。」などと 述べた上で、
改めて、これまでの経過を振り返り、 新病院建設に向けての決意を新たにしていました。
「平成20年に耐震診断で不安な結果となり、 小諸市から建て替えへの財政支援のお話をいただいた。
様々な角度から検討しこの日を迎えることができた。
職員の知恵の結集である新病院を作っていきたい。」
また、小諸厚生総合病院の黒栁隆之院長も、 紆余曲折があったこれまでを振り返りながら、
「保健、医療、福祉それぞれの分野で、 職員力を合わせて取り組んでいきたい。」
などと 新病院の開院に向け、今後の抱負を述べました。
いよいよ着工となる、 小諸厚生総合病院の新病院移転新築工事。
完成予定は、来年10月。 開院はその年の12月を見込んでいます。
新病院の基本コンセプトには、 地域医療の充実はもとより、
特色ある病院作りとして、 健康増進とスポーツ医学の推進や、
小諸市と連携した街づくりへの協力も 盛り込まれており、
健康福祉の新しい拠点として、 その役割が大いに期待されます。