『小山敬三美術館友の会美術講演会「小山敬三画伯と紅浅間壁画」(16.9.4)』

           
        Posted on 2016年 9月 7日      
     
        4日(日)、小山敬三美術館友の会主催の美術講演会が 小諸市文化センターで開かれました。
小山敬三美術館友の会では、毎年この時期に行っている「人物写生会展」にあわせて 「美術講演会」を開いています。 会場となった小諸市文化センターの講義室には、 友の会の会員などおよそ50人が集まりました。
講師を務めたのは、 小山敬三記念公募展の審査員を務める 画家の廣畑正剛さんと 同じく画家で小山敬三画伯の親戚にあたる小山厚樹さんです。
廣畑さんと小山さんは、二人が35年前制作を手伝ったという 小山敬三画伯の大壁画「紅浅間」をテーマに 当時の製作秘話を語りました。 東京品川にある新高輪プリンスホテルの大壁画「紅浅間」は 画伯が84歳の時に手掛けた 縦4メートル、横12メートルもある大作です。
講師の小山さんは、制作当時を振り返り、 画伯の絵の特徴や、 自身がどんな思いでキャンバスへの下書きなどの作業に 取り組んでいたかについて話しました。 また、廣畑さんは、 作品に金粉を使用するにあたり 絵画に定着するよう油などと調合するのに苦労したと 当時の制作の様子について語りました。
講演では当時使用していたものと同じ 絵具や筆などの画材も紹介され、 参加者たちは、作品の制作現場に思いを馳せながら 講師二人の話に聞き入っているようでした。     
   
 
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