『小山敬三美術館 コレクション展(25.3.14)』
小山敬三美術館では現在、
企画展として『「コレクション展」が
開かれています。
1897年に小諸市に生まれ、 名誉市民の称号をもつ 洋画家の小山敬三画伯。 文化勲章受章者として 広く知られています。
今回の企画展では、 小山敬三作品保有会由来の作品、 13点を展示ています。 「小山敬三作品保有会」は 1935年に結成され、 8年に渡り、画伯を経済面などで 支えてきました。
小山敬三美術館友の会では 去年5月、 小山敬三作品保有会時代の作品を掲載した、 『小山敬三画集「非売愛蔵絵画」』を発行。 画伯がこれまで世に発表していなかった作品を 掲載しています。
今回はその中にも掲載している作品や その中から複写した作品などを展示。
そのうちの一つ、 「松籟」は 自宅の庭で 画伯の妻マリールイーズ夫人と 愛犬を描いた作品です。 一見、くつろいでいるようにも見えるこの作品。 しかし、作品は1939年、 ヨーロッパで第二次世界大戦が 開戦した年に描いたものです。 日本でも不安が募る中、 時代背景を感じさせない、 柔らかいタッチで明るく表現しています。
また、油絵の他にも、画伯の作品では珍しい 日本画も楽しむことができ、 貴重な機会となっています。
中嶋さん 「小山敬三保有会の時代は非常に暗い、 激動の時代だったんですけど、 その中でも小山敬三は 自分の求める芸術というのを どういった形で実現していくか という追求を、 手を休めることがなく 続けて行ったという ほとんどの作品に 時代背景の暗い印象というのは 見てとることができません。 同じ時代に戦争の絵を書かざるを得なかった 画家の人たちも 沢山いるわけですけど、 保有会の助けもあって 小山敬三は自分の望むものを追求できた。 帰国当初の硬い画風から むしろ戦時中は明るい作風が見られます。 そういう所で 小山敬三の1つの強い芸術に対する方向性、 考え方ということを汲み取って頂けると いいなと思います。 いろいろと日本にもくらい時代があったと 現在も非常に難しい社会情勢にありますが 当時の日本はもっと大変だったと思います。 その中でも自分の姿勢を見失わずに 芸術を追求して行ったという 小山敬三の考え方というのを 感じ取って頂けたら幸いです。 よろしくお願いします。」 小山敬三美術館コレクション展は、 今月31日(月)まで 小山敬三美術館で開かれています。
1897年に小諸市に生まれ、 名誉市民の称号をもつ 洋画家の小山敬三画伯。 文化勲章受章者として 広く知られています。
今回の企画展では、 小山敬三作品保有会由来の作品、 13点を展示ています。 「小山敬三作品保有会」は 1935年に結成され、 8年に渡り、画伯を経済面などで 支えてきました。
小山敬三美術館友の会では 去年5月、 小山敬三作品保有会時代の作品を掲載した、 『小山敬三画集「非売愛蔵絵画」』を発行。 画伯がこれまで世に発表していなかった作品を 掲載しています。
今回はその中にも掲載している作品や その中から複写した作品などを展示。
そのうちの一つ、 「松籟」は 自宅の庭で 画伯の妻マリールイーズ夫人と 愛犬を描いた作品です。 一見、くつろいでいるようにも見えるこの作品。 しかし、作品は1939年、 ヨーロッパで第二次世界大戦が 開戦した年に描いたものです。 日本でも不安が募る中、 時代背景を感じさせない、 柔らかいタッチで明るく表現しています。
また、油絵の他にも、画伯の作品では珍しい 日本画も楽しむことができ、 貴重な機会となっています。
中嶋さん 「小山敬三保有会の時代は非常に暗い、 激動の時代だったんですけど、 その中でも小山敬三は 自分の求める芸術というのを どういった形で実現していくか という追求を、 手を休めることがなく 続けて行ったという ほとんどの作品に 時代背景の暗い印象というのは 見てとることができません。 同じ時代に戦争の絵を書かざるを得なかった 画家の人たちも 沢山いるわけですけど、 保有会の助けもあって 小山敬三は自分の望むものを追求できた。 帰国当初の硬い画風から むしろ戦時中は明るい作風が見られます。 そういう所で 小山敬三の1つの強い芸術に対する方向性、 考え方ということを汲み取って頂けると いいなと思います。 いろいろと日本にもくらい時代があったと 現在も非常に難しい社会情勢にありますが 当時の日本はもっと大変だったと思います。 その中でも自分の姿勢を見失わずに 芸術を追求して行ったという 小山敬三の考え方というのを 感じ取って頂けたら幸いです。 よろしくお願いします。」 小山敬三美術館コレクション展は、 今月31日(月)まで 小山敬三美術館で開かれています。