文化勲章受章者で、小諸市の名誉市民でもある
洋画壇の巨匠・小山敬三画伯。
その養女である中嶋蓉子さんが
このたび画伯の作品3点を寄附し、
18日(火)、市役所で寄附受納式が行われました。
この日寄附されたのは
小山敬三を代表する「浅間山」シリーズの作品
「紅浅間」をはじめとする3点です。
壁に掛けられた「紅浅間」を前に、
小山敬三美術館の充実に寄与したとして
市長から中嶋さんへ表彰状が贈られました。
蓉子さんの長男で、小山敬三美術館の学芸員である
中嶋慶八郎さんが、
出席者に向けて今回寄附された3点の解説を行いました。
画伯が生涯をかけて取り組み、
絵画ファンに広く親しまれている「浅間山」シリーズの中でも
特に力を入れていたという「紅浅間」。
冬の明け方、雪が積もった浅間山が
朝焼けで一瞬赤く染まる姿を描いたもので、
画伯はこれを描くため、自宅のあった茅ヶ崎から
軽井沢の別荘を何度も訪れていたそうです。
中嶋さんが結婚する際に贈られたというこの作品は、
数ある「紅浅間」の中でも筆のタッチが多く
丁寧に描き込まれています。
そのほか「路傍の冬」、「カヂノの女」の2作品は、
ともに画伯がフランスで絵の修行をしていた
1920年から1928年の間に描かれたものです。
中嶋さんは自身が高齢となったこともあり、
自宅などで大切に保管していた
この3点を市に寄附することを決めました。
市長は「画伯の代表作とも言えるほどの作品や、
自身のスタイルを確立する前に描かれた
2作品が加わることで、美術館にさらに深みが増す」と、
感謝を表しました。
中嶋さん
「結婚の時に中嶋に持ってきて、
お祝いに小山の父が持ってきた絵ですから大事にはしてたんですよね
小諸に美術館があるんだから、見て頂ければね」
今回寄附された3点は19日から、
小山敬三美術館で展示されているということです。