『小山敬三のスケッチ帳展(24.5.3)』

           
        Posted on 2024年 5月 16日      
     
        小山敬三美術館では、 小山敬三画伯の創作過程に触れる 「小山敬三のスケッチ帳展」が、 先月から開かれています。
1897年に小諸市に生まれ、 名誉市民の称号をもつ 洋画家の小山敬三画伯。 文化勲章受章者として 広く知られています。
今回の企画展は、 令和3年に開催された 「小山敬三のスケッチ帳展」が 好評だったことから 再び開催に至ったものです。 今回は、 浅間山や白鷺城、動物、人物、 それに文芸誌の表紙など 作品の基になったスケッチ 27点が展示されています。
小山画伯は、 現場でのスケッチを基に、 アトリエで構図を練り 本制作に臨むという 作画スタイルをとっていました。 今回の企画展では、 画伯の創作過程に迫ることができます。
中嶋さん 「今回ですね、令和3年にも 小山敬三のスケッチを 紹介する展覧会を やったんですけど、 小山敬三のスケッチは全部で 700枚くらいありまして、 非常に数が多いので 全部見て頂くには 何回かに分けて 展示をさせて頂こうと思いまして、 今回また改めて 企画をさせていただきました。 小山敬三は モノを見て感動した事を 絵を見る人にできるだけ正確に 生き生きと伝えるという事を 信条としております。 スケッチは小山敬三が モノを見た時の感動が 表されている出発点だと思います。 その辺の小山敬三は 描かれているものの どこに感動したかを 感じ取って頂ければと思いまして 企画致しました。」   小山画伯が好んだ 浅間山のスケッチは ボールペンで山の輪郭を描き、 山の陰影や流れる雲を 水彩絵の具などで表現。 時間や季節によって 変化した山の姿を 生き生きと描いています。   こちらは白鷺城のスケッチ。 悠々とたたずむ白鷺城に ボールペン一つで 城の輪郭と影を入れています。 今回の展示では、白鷺城の スケッチと仕上げた絵画を 同時に楽しむことが出来ます。   猫やペリカン、ペンギンなど 生き物を描いたスケッチも展示。 羽を広げ羽ばたく瞬間の ハトなどが描かれ、 形の本質を捉えようとする 小山画伯の鋭い観察眼を うかがい知ることができます。
また、今回は、 小山画伯が表紙の絵を担当した 歌集『鯉』や 季刊文芸雑誌『高原』のスケッチも展示。 現物と見比べて 小山画伯の絵の創作過程を 楽しむことが出来ます。
会場では、その他、 スケッチの展示とあわせて、 浅間山と犬吠山を 何枚も描いたスケッチを まとめて見られるように、 スライド写真を流す モニターも設置しました。
中嶋さん 「小山敬三は スケッチを基にアトリエにですね、 持ち帰って入念に構図を決めて 最終的に油絵、大きな絵に 仕上げていくんですけど、 その過程をですね、 わかるような形の展示が ございますので 小山敬三が何を考えて 感動を見る人に伝えたいか というところを感じ取って頂けたら 面白いんではないかな というふうに思っています。」
「小山敬三のスケッチ帳展」は、 11月30日(土)まで 小山敬三美術館で開かれています。     
   
 
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