『小山敬三が描いた肖像画展(15.7.21)』
現在、小山敬三美術館では、
「小山敬三が描いた肖像画展」と題した
展覧会が開かれています。
この展覧会は、浅間山をモチーフとした
力強い作品の数々で知られる小山敬三画伯の
肖像画についても多くの人に見てもらおうと
企画されたものです。
館内とアトリエには、油彩画やスケッチなど、
合計57点が展示されています。
1945年から10年ほどの期間に
多くの肖像画を描いている、小山敬三画伯。
これは、戦後しばらくは遠出が難しく、
身近な人物を題材にする機会が増えたためではないかと
言われています。
中でも、画伯の代表作の一つでもある
「ブルーズ・ド・ブルガリィ」は、
画伯の娘である中嶋蓉子さんを
モデルに描かれた作品です。
この絵からは、
母・マリー・ルイズさんのブルガリアのブラウスを着た愛娘への
愛情が感じられます。
また、「S・I嬢」と名づけられた作品は、
1954年に描かれたもので、
この作品のモデルを務めていた女性が
保管していたものです。
今年の2月に小山敬三美術館に寄贈されるまで
およそ60年間に渡って一般公開されていなかった、
貴重な作品となっています。
その他、年を追うごとに変わっていく画伯の作風や
下図と油彩画を比較して楽しめることも、
今回の作品展の見所の一つです。
「小山敬三が描いた肖像画展」は、9月23日(水)まで、
小山敬三美術館で開かれています。