『小商でデュアル実習「協力事業者向け説明会」 (19.11.25)

           
        Posted on 2019年 12月 10日      
     
        小諸商業高校では来年度より教育活動の一環として 高校生長期インターンシップ「デュアル実習」を導入します。 先月25日(月)には協力事業者向けの説明会が ステラホールを会場に行われました。
この日は小諸商業高校の教諭をはじめ、 小諸市内に事業所を持つ株式会社小諸村田製作所や 株式会社アーデンなどの企業から 26人が参加しました。 「デュアル」とはドイツ語で「並行して行う」という意味です。 小諸商業高校では生徒の 実践的な教育・職業能力開発の仕組みとして 企業での実習と学校での授業を組み合わせ、 一人前の職業人に育てることを目的に このデュアル実習を来年度から実施する計画です。 すでにこのデュアル実習は 軽井沢高校で4年前から実施されています。 毎週金曜日を使って年に18回の実習を行い、 毎年1月に成果の発表を実施しています。 デュアル実習の具体的な内容や成果について 軽井沢高校の中山恵理奈教諭が説明を行いました。
軽井沢高校ではこれまで26事業所でデュアル実習を行い、 実習を経験した生徒が実際に10の事業所に就職しました。 このようにデュアル実習は受け入れ側にとっても 将来共に働きたいと思える生徒を見つけたり、 会社に興味を持ってもらうきっかけになることから、 学校側だけでなく企業、 双方にメリットがあると話しました。 小諸商業高校では来年度からこのデュアル実習を開始。 毎週金曜日の午後を使って年に15回実施する予定です。 来年3月に生徒が希望する事業所を選択し、 4月中旬に事前打ち合わせなどを行い、 6月から実習が開始されます。 今後、小諸商業高校では 軽井沢高校と連携してこの事業を 進めていきたいとしています。
小諸商業高校担当教諭 「学校での教育以外にも学校の外での教育っていうのが 必要になってきていますし、 高校生が接する大人っていうのも保護者であったり、 学校の先生であったり限られてきているので、 やはりそれ以外の大人たちと触れ合う機会っていうのを 高校年代でもっておくことが かなり重要なんじゃないかなと思いまして、 こういう機会を設けようと思いました。 例えば勉強であれば 個人の努力でできる部分もあるんですけれども、 こういう実習っていうものは個人で頑張ろうとしても なかなかこう機会は恵まれないかなと思うので 学校として機会を設けるというのが一つ重要でもありますし、 そういう機会を生徒には 上手に利用してもらいたいなという風に考えております。」
小諸商業高校では来年度の実施に向けて 今後もこういった説明会を通して 生徒にとって有意義な実習となるよう 取り組みたいとしています。     
   
 
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