『寅さん会館 存続求める署名活動(13.3.20)』

           
        Posted on 2013年 3月 25日      
     
       

現在冬期休館中の「渥美清こもろ寅さん会館」が、

4月以降運営の見通しが立っていないことがこのほど明らかになりました。


これを受け20日(水)、寅さん会館の貴重な財産を守り、伝え、

そして小諸を寅さんで盛り上げようと活動をしている市民有志のグループ、

「コモロ寅さんプロジェクト」のメンバーらが、会館存続を求める署名活動を開始しています。

この日は、「コモロ寅さんプロジェクト」のメンバーを始め、活動に賛同した市民ら10人が集まりました。

メンバーらは、寅さん会館を残したいという思いを市に届けようと、市長と議長宛の署名簿を用意し、

懐古園の三の門や、駐車場前で、訪れた観光客や市民などに、

「寅さん会館存続」を求める署名への協力を呼びかけていました。

平成7年6月に開館した「渥美清こもろ寅さん会館」。

俳優の故・渥美清さんや山田洋次監督と30年以上に渡って親交を深めてきた

故・井出勢可さんが中心になり、市や企業、それに個人が出資して設立した運営会社

「株式会社こもろ寅さん会館」が、松竹や市の協力を得て開設した記念館です。

敷地は市が貸与しており、地上2階建ての寅さん会館部分は「株式会社こもろ寅さん会館」が所有。

地下の「やすらぎ会館」は市が所有しています。

館内には、小諸を舞台とした第40作の紹介や、渥美さんが生前、井出さんと交わした手紙の数々や、

寅さんの衣装、それに渥美さんの国民栄誉章受章の盾など、井出さんが、

渥美さんや山田監督らから譲り受けた映画の貴重な資料や写真などが展示されてきました。

ピーク時には年間およそ10万人が訪れていた来館者数も、昨年は年間5000人ほどに減っており、

昨年10月に、館長を務めていた井出さんが死去して以降、現在は冬季休館としながらも、

事実上の閉館状態となっています。

今年2月には、株式会社「こもろ寅さん会館」から小諸市に、建物や展示物などの

寄付の申し出が出されていますが、市では協議中としており、未だ方向性は決まっていません。

12日には、栁田市長を訪ね、会館存続の要望書と会館の再生案を持って交渉したという

「コモロ寅さんプロジェクト」。

その際、市が譲り受けるには、「市民の合意を得られるかどうか」また、「黒字化が見込めるかどうか」が

必要になってくるとの回答を得たということで、今後は、署名活動と並行して、

具体的な再建案を市に示すなどして交渉を続けていきたいとしています。


この日の署名活動は懐古園を始め、市内5ヶ所で実施し、124人からの署名が集まったということです。

署名には期限は設けず、今後は、目標の10万人の署名を集めるために、

全国の寅さんファン組織にも呼びかけるなどして、多くの人からの賛同を得ていきたいとしています。

ただ、現在のところ、寅さん会館の運営については、運営する株式会社「こもろ寅さん会館」が、

建物や展示物などの寄付を行った段階で、市では協議中としており、

市が正式に寄付を受けるかもまだ決まっていません。

一井さんは、今後は、署名活動と並行して、随時市には会館継続について交渉していきたいとしており、

市民に寅さんと小諸のつながりについて理解してもらうためのワークショップも開催するなどして、

存続の輪を広げていきたいとしています。

署名活動に関するお問い合わせは、コモロ寅さんプロジェクト代表の一井さんまでお願いします。

     
   
 
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