『宮嶋佐一氏大日本農会「緑白綬有功章」受章記念祝賀会(16.2.18)』
市内森山に住むリンゴ栽培農家の 宮嶋佐一さんが、
去年11月、公益社団法人大日本農会の 農事功績者表彰で、
「緑白綬有功章」を受章しました。
これを記念して先週18日(木)、
ベルウィンこもろでは祝賀会が開かれました。
この日は、宮嶋さんの親族や知人、 それに県内の農業関係者などおよそ100人が出席しました。
この祝賀会は、宮嶋さんも所属する 一般財団法人・長野県果樹研究会をはじめ、
JA全農長野やJA佐久浅間など県内の農業関係者と 行政が実行委員会を作り企画したものです。
「宮嶋さんの受章は、県下の栽培者に夢と希望を与えてくれる。特に佐久の我々には誇り」
実行委員長の臼田弌彦さんは このように話し、
宮嶋さんの長年の功績を讃えていました。
市内森山に住む宮嶋佐一さんは現在69歳。
およそ50年間に渡り、リンゴ作りに尽力し、
現在も御牧ケ原の畑でリンゴ栽培に取り組み続けています。
今回、宮嶋さんが表彰された「農事功績者表彰事業」は、
明治27年に創始されたという歴史あるもので、
99回を迎えた今年度は、 長年農業技術の開発や普及に務めてきた 全国の農業者60人が受章。
宮嶋さんは、木の高さが低く、安定した生産と省力化が図れる 「新わい化栽培」を
県内でいち早く取り入れ普及に努めた他、 長野県オリジナル品種の普及に貢献。
また、担い手の育成に尽力していることなどが評価され、
「緑白綬有功章」を受章しました。 今回、長野県内ではただ1人の受章となります。
祝賀会では来賓を代表して挨拶に立った柳田市長が 宮嶋さんの受章について次のよう話していました。
「この度の受章は小諸産りんごの知名度が一層向上すると共にりんご生産者、
農業者の皆様の営農意欲を更に高めて頂けるものと大変嬉しく思う」
記念品と花束の贈呈では、出席者を代表して長野県果樹研究会の 萩原正明さんから、
この日撮影した写真を保存するためのアルバムが、 また、
宮嶋さんの孫である子どもたちから花束が 宮嶋さんに手渡されました。
謝辞に立った宮嶋さんは、 出席者たちにこれまでの協力に対する
感謝の言葉を述べていました。
祝宴では、リンゴの発泡酒・シードルで乾杯が行われました。
集まった人たちは、 宮嶋さんを囲んで酒を酌み交わしながら、
今回の受章の喜びを分かち合っていました。