『地域デジタル資料寄贈式(17.3.28)』
この日市役所を訪れたのは、 NPO長野県図書館等協働機構の宮下明彦理事長と 小諸市立郷土博物館の斎藤洋一館長の2です。 今回、NPO長野県図書館等協働機構が制作したDVD、 「寛保二年『戌の満水』の史実を歩く」は、 今から275年前の寛保2年に千曲川流域で起きた大洪水、 「戌の満水」を題材にしています。 多くの人が亡くなった洪水の歴史から 防災意識の向上や学校での地域学習の教材に役立ててもらおうと 小諸市に12枚寄贈しました。 洪水が起きた寛保2年が干支で戌年にあたることから 「戌の満水」という名がついた千曲川流域過去最大の洪水。 死者はおよそ3000人で、6000戸以上の家屋が流されました。 一番被害が大きかったのが坂の町・小諸です。 死者は県内最多の500人以上で、 中でも本町は壊滅的な被害を受けました。 DVDの製作費は、およそ400万円で、文化庁の助成金を活用しています。 去年の秋から撮影を開始。 佐久穂町から中野市までの 千曲川流域8市町村でロケを行い、今月完成しました。 前編と後編の2部にわかれていて、 前編およそ28分間には小諸を含む東信地域が、 後編およそ27分間には北信地域が収録され、 斎藤館長など、古文書の研究に携わる8人が 当時の被害状況などを解説しています。 今回のDVD作成にあたり、新たな古文書も見つかりました。 現在の千曲小学校あたりから、小原周辺までがかかれた 「寛保二年小諸大洪水変地絵図」です。 絵地図の裏に記された「小諸大変次第書」には、 幕府の役人と小諸の町役人が復旧に向け、 話し合いを行ったことなどが記されています。 戌の満水が起きた 2、3年後に書かれたものだと推測されていて、 今まで以上に、小諸の被害状況が鮮明になりました。 寄贈されたDVDは、今後、市内すべての小中学校や 小諸図書館などに配られるということです。