『図書館フォーラム わたしたちの図書館をめざして(18.6.10)』

           
        Posted on 2018年 6月 19日      
     
        図書館運営のあり方について考えるイベント 「信州発・これからの図書館フォーラム」in小諸が 10日(日)にステラホールで開かれました。
この日のフォーラムには、 市内外から図書館利用者などおよそ50人が参加しました。 新図書館開館までと、開館してこれまでの、およそ10年間、 市民との対話を重ねて今の形を作ってきた小諸図書館。 今回のフォーラムは、広く市民から、 今後のより良い運営について聞く機会にしようと、 企画されました。 県立長野図書館がこれまで単独で行ってきた 「信州発・これからの図書館フォーラム」との共催で行われ、 10月まで全3回に渡って、 全国の事例などをもとに、 図書館運営のあり方を考える内容となっています。 この日は始めに、全国の公共施設や図書館などの コンサルティングや立ち上げに携わってきた、 岡本真さんが講演。 「人口が減少し、自治体の財源や担い手も不足する中、 図書館の運営にも、『住民自治』が求められる。」と話し、 公民連携による市民営図書館を実現するための方策として、 政策や財源、人事を掌握する自治組織である、 アメリカの「図書館委員会」の形を 日本でも真剣に検討するべきだと述べました。 続いて、岡本さんや小諸図書館の小泉重好館長らによる 意見交換が行われました。 小泉館長は、小諸図書館の現状について、 「利用者アンケートでは常に高評価をいただいているが、 15人いる職員のうち13人が臨時職員で、ほとんどが50代。 今のままの運営が続けられるかどうかが課題。」などと、 話しました。

更に小泉館長は、今後のあり方について、 このような展望も話しました。
「住民、あるいは利用者のみなさんが、 この図書館の運営を支えてくれる。 もちろん財政的なものは小諸市がしっかり持って使うんでしょうけど、 その人数は市民のみなさん、 利用者のみなさんで頑張ってもらえる仕組みづくりが 理想なのかなと思います。」   このフォーラムは、 8月12日(日)と10月21日(日)にも開かれ、 全国の事例を見ながら、小諸図書館のあり方を 考えていく予定です。     
   
 
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