『加増稲荷神社 春の祭典(15.4.19)』

           
        Posted on 2015年 4月 26日      
     
       

19日(日)市内加増にある加増稲荷神社では

伝統の春の祭典が行われました。

加増稲荷神社の春の祭典は、

江戸時代から伝わるとされる地域の伝統行事で、

五穀豊穣や家内安全、それに商売繁盛などを願い、

毎年この時期に行われています。

この日は氏子や区の役員をはじめおよそ30人の区民が集まり、

神事を前に大般若経600巻を風にさらしました。

大般若経は仏教の経典ですが、

一部の神社でも唱えられることがあります。

加増稲荷神社の経は、江戸時代、

地域住民が奉納したとされるものです。

現在は区の公民館に保存されています。


一冊一冊風にさらすことで

経を唱えるのと同じ意味があるとされており、

毎年この春の祭典の際には

経を風にあてるのが伝統となっています。

集まった区民らは、地域に大切に受け継がれてきた経を、

興味深そうに眺めながら、

一冊一冊、丁寧に風にあてていました。

経の風合せの後には、神事が執り行われました。

集まった人たちは、

神主の唱える祝詞に静かに耳を傾けながら

祈りをささげていました。

     
   
 
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