『六供区防災研修会(15.11.14)』
14日(土)六供区公民館では
区の班長や役員が所属する
日赤奉仕団を対象とした
防災研修会が開かれました。
六供区では、有事の際に迅速に対応できるよう、
区の役員や地区ごとの班長らでつくる
自主防災組織として日赤奉仕団を結成しています。
今回の研修会は、日赤奉仕団のメンバーに、
災害時、防災リーダーとして動けるよう備えてもらおうと
区が企画したもので、およそ30人が参加しました。
研修会では、市役所企画課の職員2人を講師に迎え、
2004年の新潟県中越地震で震度6強となり
甚大な被害を受けた小千谷市で制作された
記録映像を観賞。
参加した人たちは、被災当時の現場の映像や、
被災者が語る実体験を真剣な表情で見つめていました。
映像を見終わった後には
この日の午後6時に
震度6強の地震が発生したという想定の下、
「避難所運営シミュレーション」が行われました。
シミュレーションでは
「施設の安全が確認できない状況で
住民を避難所に入れるか」など
防災リーダーとして判断を迫られる設問について
班ごとに話し合いを行っていきます。
参加した人たちは、気温や周辺の被害の様子、
避難してきた人の年代層など、
想定される現場の状況に考えをめぐらせながら、
活発に意見を交わしていました。
講師を務めた市の職員は、
有事の際には地域での即断即決が求められる
場合があると話し、
次のように呼びかけていました。
日頃から地域の情報を把握し、災害に備えてもらいたい
いつどこで何が起こるか分からない災害。
この日参加した区民たちは
防災への意識を新たにしているようでした。