『健速神社祇園例大祭(12.7.15)』
市民まつりの翌日12日(日)、
今年、小諸市の重要無形文化財の指定を受けた、伝統の祭典、
健速神社祇園例大祭が行われました。
健速神社の祇園祭は、五穀豊穣・無病息災を願い、
毎年、7月13日に一番近い日曜日に行われている、
伝統の祭典です。
その歴史は古く、奈良・平安時代から
続けられてきたと言い伝えられています。
例大祭では、神社の氏子である、田町・六供・本町に住む
36人の男性が、
六角総けやき作り、重さ500キロを超える神輿を
終日に渡り担いで区内を練り歩きます。
6月に小諸市の重要無形文化財の指定を受けたこともあり、
今年の祭典には、阿部知事も訪れ、
祭りの開催に花を添えました。
また、今年は、市の重要無形文化財指定を記念し、
栁田市長ら市の理事者らが駆けつける中、
市役所新庁舎の広場での神輿練りも行われました。
氏子が住む田町、六供、本町の巡幸を終えると、
本町通りでは、祭りの見せ場の1つで、
雨乞いの名残の行事と言われている
「水掛神事」が行われます。
集まった人たちは、
水を浴びながらぐるぐると神輿を回す担ぎ手たちに、
拍手と声援を送っていました。
午後8時過ぎ、いよいよ最高の見せ場
渡し台神事が始まります。
神輿係総々代が乗る台の前では
神輿を乗せようとしては返す駆け引きが
何度と繰り広げられました。
今年は15回の往復を経て、神輿が渡し台へ上げられ、
集まった観客からは、惜しみない拍手が送られました。
渡し台神事が終わると、
神輿と神輿棒を支えていた綱を切り落としながら、
神輿は仮宮へと運ばれます。
最後仮宮に神輿が納められるまで、
大勢の人が伝統の神輿練りを見守りました。
例大祭から一夜明けて昨日13日には、
7月1日に神輿が通る区内などに張られたしめが、
烏帽子・長袴姿となった
地域の小学5、6年生の男の子8人によって、
次々と切られ、
今年の祇園祭が幕を閉じました。