『信州小諸 第3回城下町フェスタ(14・9・29)』

           
        Posted on 2014年 10月 2日      
     
       

市内の旧北国街道やその周辺にある商家では、

現在「信州小諸 城下町フェスタ」と題した イベントが開かれています。

このイベントは、 旧北国街道とその周辺にある空き家や商家などを 期間限定で一般開放し、

ギャラリーとして復活させようというものです。

今年は市内11の建物が会場となり、

近隣地域で活躍する作家たちの作品などが展示されています。

メーン会場となる本陣主屋には、 「光と影と盆栽」と題された盆栽アートが並べられています。

これは、市内柏木に工房を構える 美術家で空間デザイナーの 青野剛三さんが、

仲間の盆栽家や作家と共同で作り上げたものです。

個性的な鉢、可愛らしい盆栽、そして、それを照らす間接照明。

全てが融合されて美しい「和」の空間が演出されています。

また、細部まで細かく表現された手作りの人形や 大きなパッチワーク作品など

近隣地域の作家たちの力作も展示され、 会場に彩りを添えています。

一方、かつては繭問屋として営んでいた 市内大手にある小林金吾商店の店内では、

古布を使って作られた小物や人形、藍染の洋服、

そして紬織の反物など、 風情ある建物を活かした 「布」にまつわる展示が行われています。

(原稿10秒) その他、市内本町にあるギャラリー紙蔵歩では、

御牧ヶ原をテーマにした作品展が開かれています。

雄大な御牧ヶ原の大地をとらえた写真は、

小諸をはじめ、近隣地域の写真家たちが撮りためたものです。

四季によって移り変わる自然の姿が ありのままに収められています。

また、市内在住の画家が描いた 御牧ヶ原に生息する山野草の絵画も一緒に飾られ、

訪れた人たちの目を楽しませています。

その他、肥沃な御牧ヶ原が育んだ食べ物へのアプローチとして、

会場には漆の器も展示されました。

市内在住の作家 香田和義さんが手掛けた作品は どれも自然の光沢が美しく、

会場でも一際存在感を放っています。

イベント3日目の29日(水)には、 展示場を会場に、

香田さん自らが漆の魅力を語る 講演会も行われました。

まった人たちはなかなか聞くことのできない 作家本人の話に、

興味深そうに耳を傾けていました。

50人を超える作家たちの協力を得て、

今年も盛りだくさんの内容となった 「信州小諸 城下町フェスタ」は、

今月5日(日)まで開かれています。

     
   
 
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