『信州大学・小諸市産学官連携協議会 海外インターンシップ報告会(14.10.31)』
小諸市では、信州大学繊維学部と工学部の2つの学部と、
互いに連携して地域経済の発展に取り組む協定を結んでいます。
これに基づき設置されている小諸市と小諸商工会議所、
それに信州大学による
信州大学・小諸市産学官連携協議会では、
去年から学生を対象とした、
海外インターンシップ事業に取り組んでいます。
先月31日(金)には、
ベルウィンこもろで今年9月に実施された
海外インターンシップについての報告会が行われました。
この日は小諸市や、小諸商工会議所、
それに市内企業と信州大学からおよそ40人が集まりました。
会に先立ち信州大学・小諸市産学官連携協議会の会長である栁田市長は、
集まった人たちに
「産学官が情報を交換する良い機会になれば」と呼びかけていました。
また協議会の副会長である信州大学工学部の
大石修治学部長は、
「連携協議会でこうした海外インターンシップを実施するという例はほとんどない。
学生たちにとって若いうちに世界を見る貴重な体験になる」と話していました。
信州大学・小諸市産学官連携協議会では、
海外に工場などを持つ企業の事業内容をはじめ、
世界情勢や企業の海外進出の実態について
学生たちに肌で感じてもらいたいと、
去年から海外インターンシップ事業に取り組んでいます。
インターンシップは小諸に本社を置く㈱ユウワで実施しており、
2度目となる今年9月には信州大学から9人と
㈱ユウワに内定している学生3人が参加。
5日間に渡ってベトナムを訪れ、㈱ユウワの工場の他、
他の企業の工場見学や、
現地の大学との交流などを体験しました。
報告会では今年インターンシップに参加した学生たちが1人ずつ、
現地での体験や学んだことなどを発表していきました。
どの学生もインターンシップを通して感じた
海外の文化や企業進出によるメリットやデメリットなどについて
生き生きと目を輝かせて話していました。